江崎グリコは3月26日、新しい出会いをハッピーに応援するキャンペーンとして、「Welcome Pocky」キャンペーンを開始した。限定デザインのパッケージを発売するほか、お笑いトリオ「ハナコ」が出演のWebCM「Welcome Pocky劇場」を公開する。

3月26日から発売した限定デザインパッケージは、「ポッキー」の小箱5品を対象とし、表面に「ようこそ新入生」や「ようこそ期待の星」「ようこそ我が社へ」といった、出会いのシーンを想起するメッセージを掲載。パーティーや学校、職場、家庭などの場面に合わせて、自分や贈りたい相手にマッチしたパッケージを選ぶことができる。

さらにパッケージの裏面には、表面のメッセージに応じて「穴うめ自己紹介」や「地元バレクイズ」といった、出会いの場所で会話のネタになるようなお互いを知ることができるコンテンツを用意した。

江崎グリコ グローバルブランド事業部 Pockyマーケティンググループの大森美幸氏は、今回の企画の目的について「春の出会いにはポッキーがぴったりだと感じてもらえるような企画をつくること」だと話す。

「特に環境変化が多く、新歓などで出会いが多い『大学生』をメインターゲットに設定し、大学の最寄駅への交通広告掲出など、“新しいポッキーの使い道”に気づいてもらうための施策を実施しています。パッケージは『ようこそ○○』のコアアイデアが決まったタイミングから、『春に、具体的に使う人が想像できるか』『シチュエーションが違っても色んな解釈をして使えそうか』という観点で選定。裏面には『意外と困る自己紹介のフレーム』『地元が一緒だと盛り上がれる小ネタ』などを散りばめ、『出会ったばかりの関係性が近づくきっかけづくり』をチーム全員で考えました」（大森氏）。

また、限定デザイン発売に合わせて、ハナコが出演する「Welcome Pocky劇場」ムービーを同社公式YouTubeチャンネル、ポッキー公式X、キャンペーン特設サイトにて公開。「ようこそパッケージ」を使った、様々な「ようこそシーン」5つをコント仕立てで描いている。

「ハナコさんの、壁をつくらず幅広い方々から愛されるキャラクターと、演技力の高さから、本キャンペーンでつくりたい『ハッピーな出会い』を表現してもらうのにぴったりだと考え、起用しました。実際に企画コンテにもハナコさんらしい視点でコメントをいただき、より楽しいムービーになったと思います」（大森氏）。

企画を手がけた電通 クリエーティブディレクター 佐々木祥氏は「“ようこそパッケージ“の中には『ようこそ運命の人』『ようこそマイナー部』など、解釈次第でいろんな渡し方ができるデザインを忍ばせています。そのデザインに合わせて『私だったらこう使う』と想像を膨らませてもらえるようなミニコント形式の動画も複数発信することにしました。ハナコさん演じる『どこかにいそうなチャーミングなキャラたち』を通じて、遊びゴコロを持って今回の限定パッケージを使ってみてほしいという想いをこめました。現場でのアドリブや空気感もそのまま採用しています」と話す。

4月1日からは、東京をはじめとした新入生を迎える全国各地の大学・高校周辺の駅に、それぞれの大学や高校にちなんだメッセージを掲載した「Welcome Pocky」の交通広告を掲出。ハナコ3名の出身校付近には、各メンバーからのメッセージを記載した限定デザインの広告が掲出される。

「先輩側から気軽に距離を縮めにくい空気もあるいま、ポッキーそのものが『ようこそ！』『こんな風にあなたをお迎えするよ！』という気持ちの表現ツールになれればいいなと思っています」（佐々木氏）。