固定枠が大半だったOOHでプログラマティック配信を実現
コロナ禍を契機にデジタル広告は高い注目を集めた。しかし同時に、リアルな世界における体験価値も見直されつつある。また、両者はDXの進行によって分かちがたく絡み合うようになり、まさしく新たな生活空間を形成している。東急エージェンシーでは、そんなフィジカル=リアルとデジタルの融合状態を「Phygital(フィジタル)」と定義して、より最適な広告配信を行うプラットフォーム「Phygital Advertising Platform」の構築を進めている。
ソリューションの第1弾として「T-Track」の提供を開始。TOKYU OOHが有する屋外・交通デジタルサイネージを通じて、従来の固定枠予約型ではない、対象や時や場に応じたプログラマティックな配信の実現を目指す。事業戦略部部長の星野一道氏は、「本ソリューションの持つ最大の強みは、データに基づいて求めるターゲット層へ効率的に、渋谷や東急沿線の良質な媒体群を通して効果的に配信ができること」だと述べた。場をジャックするような従来型OOHの価値を認めた上で、「予約型だとターゲットを狭めづらい」、「他のメディアと比べて効果を数値化しづらい(そのせいで出稿に踏み切れない)」といった課題をT-Trackなら解決できるという。
業界を挙げた指標整備で出稿しやすいOOHを目指す
T-Trackの発表に先んじて、東急エージェンシーは「交通広告メジャメント標準化検討会」等に参画した。同検討会は、交通広告における媒体接触者を可視化する指標の業界標準化に取り組むものだ。「1社だけで通用する独自のデータでは他との比較ができず、広告主にとって意味の薄いものになる。OOH業界全体のためにも、『OOHは他メディアと比べて各種データ整備が整っていない』という弱点を解決することは喫緊の課題だと感じています。T-Trackやメジャメント標準化はOOHに限った話ではなく、Phygital空間での最適なソリューションの一部にしていけるものだと考えています。OOHやテレビ、スマホといったメディア区切りをせず、人の生活全体を見て、効果のある広告接触のかたちを見つけていきたいです」(星野氏)。
お問い合わせ
東急OOHメディア事業局
MAIL:tokyuooh@tokyu-agc.co.jp
新着CM
-
販売促進
ファンタジー好きに訴求するグミ カンロ、空想の果実をイメージした新商品
-
販売促進
横須賀市、メタバースで観光誘致 AIアバターの実証も開始
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
コラム
サムライマックのCMに「ありがとう」と言いたい(遠山大輔)【前編】
-
クリエイティブ (コラム)
アイデアが苦し紛れにくっつく瞬間がある――「KINCHO」ラジオCM制作の裏側
-
AD
すべての人に「歓びの体験」を。
-
販売促進
ベビー用品の速達デリバリー 日本トイザらス、30分以内におむつやミルクを配達
-
AD
特集
効果がわかる!デジタルOOHの活用事例
-
販売促進
「認知獲得」「販促」の両方使えるリテールメディア特性がメーカーの混乱を招く