ソフトクリームのようなバルーンで撮影、赤城乳業「ソフ」CMの裏側

2 月26 日、赤城乳業はカップアイス「Sof’」のテレビCM「ソフトクリームバルーン」篇の放映を開始した。「おいしいとこだけ食べたいな~♪」と歌うBGM とともに、団地の原っぱで円形の大きな布を動かす子どもたち。お遊戯会などで用いられるパラバルーンだ。

「 ソフトクリームバルーン」篇Aver.(15秒)。

布はやがてソフトクリームの形になり、「ソフトクリームの上だけ Sof’」と商品名が流れる。さらに本CM には、もうひとつ視点が異なるバージョンが。こちらは変化するバルーンの形を建物の隙間からのぞき見するような映像だ。

「ソフトクリームバルーン」篇Bver.(15秒)。

Sof’はソフトクリームの上部に当たる渦巻き状の部分だけが味わえる商品。2017年春に発売し、今回はリニューアルに合わせたCM となる。2017 年から同シリーズのディレクターを務めている春企画東京の山口剛平さんによると、Sof’のCM は表現の自由度が毎回高い。これまでも商品特性にちなみ「なぜか上だけおっさんガール」という謎のキャラクターが登場したり、足が生えたアイスクリームが砂漠の中を歩いたりと、斬新な表現のCM が多い。

今回の演出で意識したのは「後を引くような読後感」。バルーンはCG ではなく、本物を用いている。造形担当がパラシュート素材に折り目を付けて撮影用に制作し、24人の子どもたちが練習し広げていった。

演出コンテ。

撮影地は「空が抜ける空間」をイメージし、候補を提出。当初は「森で妖精とファンタジー調で撮影する」「ハンディカムで運動会中の子どもを撮る視点にする」などの案が出たが、現実的すぎても、ファンタジーすぎても面白くない。「“異物感”を出し、曖昧なまま余韻を持たせたかったんです。結果、ややノスタルジックな雰囲気の、とある郊外の団地の広場に決まりました」。

撮影は1カットで実施。スローモーションで撮影したため、バルーンの表面が波打つようななめらかな仕上がりになった。視点が異なるもうひとつのバージョンは、団地の非常階段からのぞき見するようなアングルに。広角レンズで、客観的にまじまじと見るような面白さを演出した。「面白い企画を具現化するのに毎回苦労しますが、リアルで撮影することに意味があると考えています。完成したときの感動は映像でも伝わると思います」(山口さん)。

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