従業員インタビューコンテンツ作成のポイント【後編】

魅力ある職場を発信する「採用広報」コンテンツのひとつである「従業員インタビュー」。効果の出る従業員インタビューのつくり方のポイントや注意点について、様々な企業のコンテンツ制作をサポートしてきた河合氏が解説する。
※本記事は月刊『広報会議』10月号に掲載している記事の転載です。
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河合幸太

hypex 代表取締役

成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門に100社以上を支援。支援した企業は月間300名以上の応募を獲得。前職では、ウェブサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。

従業員にフォーカスしたコンテンツをつくる際の注意点

ここでは従業員にフォーカスしたコンテンツをつくる際の注意点を4つ紹介します。

①候補者目線を意識する

従業員インタビューの企画・作成では常に候補者目線に立ってください。コンテンツをつくっても効果が出ない失敗原因は主に2つです。

●too general(一般的すぎる)

●too specific(詳細すぎる)

この匙加減ができていない従業員インタビューが多いです。too general(一般的すぎる)は、単に1日の仕事の流れを機械的にしゃべっているだけで内容が薄い、話が浅い状態を指します。仕事の内容をざっくり紹介するだけで深掘りができておらず、候補者が応募するかの判断材料として最も知りたい部分を届けられていないコンテンツです。

逆にtoo specific(詳細すぎる)は、内輪の話に偏りすぎて候補者が置き去りにされる内容。まだどんな業務を行うのか知らないのに具体的すぎるエピソードについて話してしまい、社内の人間なら分かるものの外部から見ると意味が分からず、候補者がついていけないコンテンツです。例えば評価制度について詳しく話すことは、もう入社を決めている候補者の興味は引きますが、そもそも応募しようか検討している候補者にとっては深入りしすぎていることが多いです。

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