創立90周年でヨドコウが木村拓哉を起用した企業広告、メッセージは「おさまるな。」

2025年に創立90周年を迎えた淀川製鋼所(以下、ヨドコウ)は、1月23日より新しい企業広告を開始した。

実データ グラフィック ヨドコウ企業広告

テレビ画面サイズいっぱいの箱の中にいるのは、木村拓哉さん。物置サイズの小さな箱、施設サイズの大きな箱、心象風景を描く概念的な箱と、様々なスケール感の箱の中で、モノローグが続く。

「箱の中は安心。居心地がいい。自分らしくいられる。でも、そこで満足しちゃうのも、ちょっと。自分の箱におさまってるだけじゃつまんない。失敗してもいいじゃん。ふみだしてみよう。箱の外は案外と、まぶしくて、広くて、美しい、よね。」
そして、最後に箱から一歩踏み出した木村さんは「おさまるな。」という言葉を放つ。

「おさまるな。ヨドコウ」篇30秒

同社は、昭和10年に溶融亜鉛めっき鋼板のメーカーとして創業し、「鋼板」「建材」「エクステリア」「ロー ル」「グレーチング」と製品・事業領域を拡張。現在は業界トップクラスを誇るカラー鋼板などの工業製品からヨド物置などの一般消費財まで幅広く手掛ける大阪の老舗鉄鋼メーカーだ。しかし、これまでの関西圏を中心としたテレビコマーシャルの印象から、”物置屋” というイメージが強くなっていた。そこで、創立90周年を迎える今年、自由に発想する”モノづくり企業”であることを今一度社内外に印象付けるために、リブランティングを目的とした企業広告を企画した。

企画を手がけたクリエイティブディレクター 加我俊介氏らチームが着目したのが、「箱」だった。物置という”小さな箱”、会社や業界という”大きな箱”、人間の常識や限界という”概念的な箱”――。箱自体を限界のメタファーにすることで、ヨドコウはそんな箱を飛び出して未来に向かって挑戦していく、新しい世界を開拓していくんだという、決意表明ができないかと考えた。

「これまでのヨドコウのイメージはもちろん、ともすると地味や古いと思われがちな業界全体に蔓延るネガティブなイメージをも反動力に変えて、新しいヨドコウを際立たせるアプローチです」(加我氏)

今回、社外に向けた決意表明と同時に、ヨドコウ社員を奮い立たせるべく、キーメッセージは「おさまるな」に決定。その上で、このメッセージに”熱”を宿すべく、ブランドアンバサーとして木村拓哉さんを起用した。窮屈な箱の中から飛び出そうとする木村さんに自社を重ねる形で、「おさまるな。ヨドコウ」と言うメッセージを強いインパクトで描いている。

同社ではCMのメイキングを公開すると共に、特設サイトを公開。創立記念日となる1月30日には、新聞広告を出稿予定。さらに大阪のヨドコウ本社周辺では駅貼り広告等も展開していく。

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スタッフリスト

企画制作 電通、上田家、CONNECTION inc. Headlight div.、P.I.C.S.

共通

企画・CD 加我俊介
企画・C 小山佳奈
企画・AD 今井祐介
もっと見る

D 大渕寿徳、藤谷力澄、島津琴実
CPr 中野良隆
BP 尾中一哉
CAS 鈴木聖良、相川真人
ST 野口強
HM 中嶋竜司
出演 木村拓哉

映像

Pr 麻生峻司
PM 尾島隆
演出 井口弘一
撮影 クマダタカキ
照明 野口昌己
美術 井上健吾
操演 菅野光幸
録音 増富和音
編集 平澤優(オフライン)、坂巻亜樹夫(オンライン)
CG 齊藤壮平
音楽 山田勝也

グラフィック

Pr 池田了
アシスタントPr 滝沢ゆり
撮影 伊藤彰紀
照明 金子裕史
美術 末広豪
レタッチ 須戸徹

WEB

PM 市村卓也
Webディレクター 外川楓子、寺上明光
Webデザイナー 増田奈津美

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