サントリーは2月9日から、リニューアルした「ザ・プレミアム・モルツ」の新CM「再会」篇の放映を開始した。国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』の20年後の世界を描いたもので、「プレモル子ちゃん」シリーズとして展開。2月13日からは「手紙」篇も放映する。
2023年7月から、同ブランドのCMに出演する広瀬すずが大人になった「まる子」役に。その他のキャストは、「たまちゃん」を伊藤沙莉、「花輪クン」をオダギリジョーが演じる。企画制作を担当したのは、電通のチーム。
「再会」篇ではニューヨークでまる子とたまちゃんが再会。「手紙」篇では現地のバーでビールを飲みつつ、2人がタイムカプセルに入れた手紙を読みながら思い出に浸る場面が描かれる。
2015年のソフトバンクCMでも「まる子」だった
広瀬すずが実写CMで「まる子」を演じるのは実はこれが初めてではない。2015年10月に始まったソフトバンクのCM シリーズ「MOON RIBAR」で、人気アニメ作品7本の登場人物を実写で登場させるという企画があった。
この中で、広瀬すずは「アニメキャラクターのその後」として「まる子」に扮していたことがある。クリエイティブディレクターは佐々木宏氏(シンガタ)が務めていた。
写真左から6人目が広瀬すずが演じた「まる子」(『ブレーン』デジタル版より)。
このCMでは他に、小泉今日子(元セーラームーン)、小日向文世(元ゴルゴ13)、堺雅人(元鉄腕アトム)、市川海老蔵(元ケンシロウ)、又吉直樹(元矢吹丈)、満島真之介(元御坊茶魔)といったキャストとなっていた。
関連記事
なお、広瀬すずは2021年にはソフトバンクによるドラえもん実写CMでは「ドラミちゃん」を演じていたこともある。
新テレビCM 5Gって ドラえもん?「ドラミ登場」篇より©Fujiko-Pro
関連記事
吉岡里帆もダイハツのCMで22歳の「まる子」に
なおキャストが異なるが、2018年には吉岡里帆が「まる子」として出演した実写CMもある。
ダイハツ工業の「ミラトコット」のCMで、22歳のまる子が免許を取得し、クルマを運転したらどうなる?というストーリー。
それぞれ22歳になった「まる子」を吉岡里帆、「たまちゃん」を奈緒、「花輪クン」は竜星涼、「丸尾君」を井之脇海が演じた。アニメと同様にナレーションはキートン山田によるものだ。
イメージ cmカット 「登場」篇(「勘違い」篇)。企画制作はデルフィス(現トヨタ・コニック・プロ)と東北新社。(『ブレーン』デジタル版から)。
関連記事
その他、これまで『ちびまる子ちゃん』以外にも『サザエさん』『ドラえもん』など多数の漫画作品の実写化CMが制作されてきた。次回の記事ではそれらの歴史を振り返る。
