事業共創本部 商空間クリエイション局
4名ともに大学院で建築学を修了後、東急エージェンシーに入社。
コンサルから施工・運営計画までワンストップで商空間をつくる
─東急エージェンシーには広告制作だけではなく、商空間づくりをサポートする“商空間クリエイション局”があると聞きました。
橋本:企業のブランドコミュニケーションは本来、広告だけでなく、すべての顧客接点でブランディングを行うべきで、商空間、店頭はとても重要なフィジカルな顧客接点です。当社は広告会社ならではの視点で、空間創造事業に関わるあらゆる領域をカバーしています。ブランディングからデザイン設計、施工、運営まで、ワンストップで空間づくりを支援できることが特徴です。昨今はそれらの幅広い知見を活かして、商空間づくりのコンサルティングも行っていますし、店舗に限らず、「空間を伴った事業開発」であればどんなものでもワンストップでサポートします。課題解決の柔軟性は、他社に例を見ないと思っていますね。
入江:商空間を設計する際、ブランディングやデザイン、内装、施工などの各領域は分離発注することが一般的ですが、複数の企業をまたぐため、各社の連携不足で思うように進まないという経験がある人も多いかもしれません。しかし、当局では橋本が述べたとおり、各領域を統合し、一貫性を持った空間づくりを実現するプロが揃っています。1社完結で、かつワンストップで商空間づくりをサポートできるため、企画から空間へとアウトプットする際にも世界観にズレが生じることはほぼありません。ここはクライアントから評価されている部分です。
開業して終わりではない 成果が出る商空間づくり
─商空間クリエイション局が持つ一貫性は「3つのソリューション」が支えているのですよね。
竹川:「3つのソリューション」とは、具体的に「❶事業空間開発」「❷商業空間開発」「❸ROI空間開発」の3つを指します。事業目的や空間を訪れる生活者への提供価値に応じて、それぞれの領域に特化したクリエイティブディレクターが所属しているのが特長です。
東急エージェンシー 商空間クリエイション局の強み「3つのソリューション」
入江:❶の「事業空間開発」は、空間を伴った事業開発について、ブランディングから入り、各種設計・クリエイティブ制作までを行います。まちづくりや複合施設、ホテルなどをはじめとした、空間自体を提供価値化する案件が多いです。ブランドの世界観を、どのようにすべての空間・クリエイティブに纏まとわせるかを考えています。
井上:❷「商業空間開発」は、販売する商材の価値を高める空間づくりをサポートするものです。主にメーカー企業から、「売りたい商材があり、それをどう店舗で売るか」といった相談にお応えすることが多いですね。ターゲットや出店立地、MDなどの戦略立案だけではなく、販売や顧客化を促す業態モデルの策定も行います。
─❷の「商業空間開発」では、店舗開業後のサポートもすると聞いています。
井上:時代が変われば売り方も変化しますが、一方で店舗は長期的に変わらず存在するものです。とはいえ、営業を続けるためには、時代や市場の変化を感じ取って生活者との関係性も変容しなければなりません。そう考えると、店舗は開業して終わり、ではなく開業してからがスタートとも言えます。❷の「商業空間開発」ではそのニーズに応えるため、空間づくりの先にある運営、顧客体験の設計、定点調査などを行い、時代に即した商業空間を創り上げるサポートもできるのもポイントです。
─❸の「ROI空間開発」は、珍しい名前のソリューションですね。
竹川:❸の「ROI空間開発」はその名のとおり、空間事業のROI向上を実現するソリューションです。プロジェクトマネージメントと内装監理を基軸に、投資対効果を重視した商空間づくりをサポートしています。言うなれば「事業成果が出る空間づくり」を実現するのが、❸の「ROI空間開発」です。
橋本:当社では東急グループが運営する百貨店などで、計画段階から実現可能性を考慮した精密な提案を行うことで、上限のある予算や建築設備条件の中で、その空間に設定された成果のパフォーマンス向上とコスト削減を両立させてきました。目標を実現するために、建築設備スペック・スケジュール・予算をコントロールして、投資対効果を最大化できる空間事業計画の立案は得意分野なのです。
再開発から商業施設テナントまで幅広い空間クリエイション力
─3つのソリューションを使った事例も具体的に教えてください。
入江:❶「事業空間開発」❸「ROI空間開発」の大きい事例は、渋谷再開発です。街全体のブランド戦略の立案から、街に建設される複合施設ごとのブランド開発にも挑戦しました。具体的には、渋谷スクランブルスクエアや渋谷ストリームなどの複合施設が街の中で果たす役割を明確にし、その役割やコンセプトを落とし込む環境や演出などの、プロジェクトマネージメント・設計・施工・クリエイティブを行いました。街単位から施設単位、さらには各テナントの内装監理まで、一貫した世界観に挑戦した事例です。
─商空間づくりの経験がなくても、皆さんに相談してよいものでしょうか。
橋本:先述の3つのソリューションをはじめ、あらゆる領域のプロと解決策を備えているのが商空間クリエイション局です。課題が明確でなくても、商空間に関することなら何でもご相談いただければ、最適な顧客接点としての解決策をご提案できると思います。「空間づくり」を超えた価値創出を、ぜひ一緒に実現したいです。
渋谷まちづくり
パース制作:東急
※本画像は2024年7月時点でのイメージを表現したものです。今後、変更となる場合がございます。
お問い合わせ

株式会社東急エージェンシー
MAIL:kouhou@tokyu-agc.co.jp
URL:https://www.tokyu-agc.co.jp/
