味の素の新製品説明会に潜入!より近い距離でメディアとコミュニケーションを図る工夫とは

味の素グループは3月7日、「味の素グループ 2025年春季 新製品説明会」を開催。「食のワンダーランド」をテーマに、同社のマーケティングセンター、事業部、研究所の社員が、各製品の概要を語った。

味の素では、マーケティングデザインセンターが設立されてからPRを強化。2024年秋冬の新製品発表会からは、これまでホテルで数十年間格式高く実施していたメディア向けの新製品発表会と、インフルエンサー向けのカジュアルな新製品発表会を融合させ、新たなイベントづくりを行っている。

今回の発表会で同社がイメージしたのは、中学校。同社の社員は制服や教員らしい服装に身を包み、ホームルームから数学、技術家庭、国語、歴史の授業になぞらえて、各製品の特徴を説明した。

写真 教員に扮した味の素グループ社員が、各製品について説明。

写真 教員に扮した味の素グループ社員が、各製品について説明。

教員に扮した味の素グループ社員が、各製品について説明。

写真 メディア側の座席も学校の机と椅子が用意され、机上には配布された製品を試食と共に撮影できるよう、製品を立て掛けるものが設置されていた。

メディア側の座席も学校の机と椅子が用意され、机上には配布された製品を試食と共に撮影できるよう、製品を立て掛けるものが設置されていた。

新製品の説明終了後は、「文化祭」をイメージした試食ブースへ移動。「パスタキューブ」や「味の素KK 鶏白湯スープ」などの各製品の担当者がブースに立ち、実際に製品を提供し、商品の概要を説明したりしながら来場者とコミュニケーションを図る場面もあった。

写真 文化祭での部活動の出展をイメージした試食ブース。

文化祭での部活動の出展をイメージした試食ブース。

写真 「味の素KK 鶏白湯スープ」のブースでは、同製品の開発のきっかけや鶏だしについて説明。

写真 「味の素KK 鶏白湯スープ」のブースでは、同製品の開発のきっかけや鶏だしについて説明。

「味の素KK 鶏白湯スープ」のブースでは、同製品の開発のきっかけや鶏だしについて説明。

8日には、インフルエンサーを対象にした説明会を全9回、同会場で実施する予定。7日のメディア向け説明会では、製品の市場の潮流や売上目標などに触れている一方で、8日の説明会では、より生活者視点に寄った情報を発信するとしている。

「インフルエンサーさんについては、食に親和性がありそうな方や、普段から当社の製品を愛用いただいている方に、社員が直接一人ひとりお声がけしたりして、約250名来場予定です。社員から直接ご案内したり、発表会に毎回ご招待したりすることで、インフルエンサーさんとの継続的な良いつながりができている実感もあります」(担当者)。

このような発表会の形式を採用したことについて、同社の担当者は次のように話す。

「従来の記者会見形式ではなく、メディアの方々が自由に質問できる時間を設けています。そうすることで、各メディア、インフルエンサーさんごとに異なるアプローチができ、より親和性のある詳細な情報提供が可能になりました。その結果、掲載率もこれまでより上昇し、今後もこのように、より近い距離感でコミュニケーションを図れる形式を続けていきたいと思っています」。

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