フジテレビのCM本数と指名検索スコアの変化
下記データは、フジテレビのCM放映数(ACジャパン以外)と指名検索スコアがどのように変化したのか、問題発生前後で4区間に区切ってまとめたものです。
CM本数は激減、しかし検索誘発力は2倍近くに?
- ● CM本数の大幅ダウン
- 1万本を超えていた①②に比べ、問題発生後の③④は2000~3000台へと激減しています。これは多くのスポンサーが出稿を見送ったことを如実に示す数字です。
- ● 指名検索スコアの上昇
- CM1本あたりの検索誘発力を示す指名検索スコアは、問題前が300~400台だったのに対し、問題後は600台後半~700近くに上昇しています。「CM放映本数は激減したものの、1本あたりの検索行動はむしろ高まる結果となりました。
この背景には、
フジテレビの問題が注目を集める中で
、「どの企業がCMを続けているのか?」と関心が向けられた可能性があります。また、CM本数が減ったことで、放映されたCMがより目立ちやすくなったという構造的な要因も考えられます。いずれにせよ、「テレビ広告の効果が急激に低下した」というわけでは決してなく、むしろ効果は高まっていることが、こうした数値から見えてきます。
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田部 正樹(ラクスル上級執行役員CMO/SVP of Novasell 兼 ノバセル 代表取締役社長)
田部 正樹(ラクスル上級執行役員CMO/SVP of Novasell 兼 ノバセル 代表取締役社長)
1980年生まれ。大学卒業後、丸井グループに入社。主に広報・宣伝活動などに従事。2007年にテイクアンドギヴ・ニーズ入社。営業企画、事業戦略、マーケティングを担当し、事業戦略室長、マーケティング部長などを歴任。14年8月にラクスル入社。マーケティング部長を経て、16年10月から現職に就任。ラクスルの成長をけん引したマーケティングノウハウを詰め込んだ新規事業「ノバセル」を立ち上げ、マーケティングの民主化をビジョンに急成長を続けている。22年にノバセルを分社化、代表取締役社長に就任。業界問わず成長を求める企業の経営×マーケティングのアドバイザー。経済産業省主催「始動」講師/メンター。著書に『指名検索マーケティング』(翔泳社)
田部 正樹(ラクスル上級執行役員CMO/SVP of Novasell 兼 ノバセル 代表取締役社長)
1980年生まれ。大学卒業後、丸井グループに入社。主に広報・宣伝活動などに従事。2007年にテイクアンドギヴ・ニーズ入社。営業企画、事業戦略、マーケティングを担当し、事業戦略室長、マーケティング部長などを歴任。14年8月にラクスル入社。マーケティング部長を経て、16年10月から現職に就任。ラクスルの成長をけん引したマーケティングノウハウを詰め込んだ新規事業「ノバセル」を立ち上げ、マーケティングの民主化をビジョンに急成長を続けている。22年にノバセルを分社化、代表取締役社長に就任。業界問わず成長を求める企業の経営×マーケティングのアドバイザー。経済産業省主催「始動」講師/メンター。著書に『指名検索マーケティング』(翔泳社)
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