酒税改正に向けブランド強化 「キリン のどごし〈生〉」新CMで信頼感を訴求

昨年リニューアルした「キリン のどごし〈生〉」


「キリン のどごし〈生〉」は20年連続で年間販売本数5億本を達成。昨年のリニューアルと共に、コミュニケーションも刷新した。「つくり手のこだわり」や「企業が力を入れている」など、品質感につながるイメージを向上させることで「ブランドの本質的価値の再強化につながった」としている。リニューアルした月は、酒税改正以降カテゴリーから離反していた新ジャンルユーザーの購入率の上昇が見られ、若年層の取り込みにも成功した。

2026年に実施予定の酒税改正では、新ジャンルの税率が引き上げられる一方で、ビールの税率が引き下げられる。依然としてコストパフォーマンスを重視するユーザーは多いため、内氏は「酒税一本化後も狭義ビールと同程度の市場規模が残ると捉えている」と話す。一方、新ジャンル市場の縮小は加速しており、今後シェアを維持していくためには、機能的・情緒的価値への期待により応える必要があるとしている。

同社は「なるべく安く、なるべくおいしいものを失敗せずに選びたい」というニーズに応えるため、「キリン のどごし〈生〉」の販売実績をアピールするほか、注力ブランドであることを強調して「間違いない選択」であると認識してもらう考えだ。

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