ヘラルボニー「HERALBONY Art Prize」開催で、JR山手線に特別ラッピング広告を掲出

5月31日から東京・大手町にあるSMBCアース・ガーデンにて、ヘラルボニーが主催する国際アートアワードの展覧会「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia」が始まる。

ヘラルボニーは、2024年1月31日「異彩(イサイ)の日」に国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」を新たに創設した。これは障害のある人がひとりの作家としてその才能が評価され、さらなる活躍の道を切り開いていけるようにとの思いを込めた企画で、今年は2回目の開催となる。5月31日から開催される本展では、グランプリをはじめとする各受賞作家と最終審査進出作家、総勢61名による全65点の作品を展示する。グランプリ作品は東京のほか、岩手・パリでの作品展示を予定している。

それに先立ち、5月15日〜6月11日の期間、JR山手線1編成にて「HERALBONY Art Prize」仕様のラッピング広告が掲出される。あわせて、本アワードの協賛企業が選出する企業賞として、JR東日本賞を受賞した作家・生田梨奈子氏の制作風景などを収めたプロモーション映像が、5月26日〜6月1日の期間、山手線を含むJR東日本の首都圏主要10路線およびゆりかもめにて放映される。

こうした広告が掲出されることになった経緯を、ヘラルボニー ビジネスプロデューサー・泉雄太氏は次のように話す。

「JR東日本とは、吉祥寺駅舎のラッピングや高輪ゲートウェイ駅開業前イベントでの仮囲いアートなど様々なアクションを創業当初からご一緒する中で、昨年からHERALBONY Art Prizeにご協賛いただいております。HERALBONY Art Prizeに応募くださった作家たちのアート作品を多くの方に知っていただきたいというヘラルボニーの想いに共感いただき、JR東日本との山手線ラッピングが実現しました」

車体には、HERALBONY Art Prizeのロゴと共に、「描かれるまでは、なかった世界。」「教科書に載っていない、天才たち。」「ピカソも、びびったかもしれない。」「新しい感情に出会ってしまった。」というコピーが描かれている。

「ヘラルボニーやHERALBONY Art Prize自体の認知度がまだまだ高くない中で、ほんの数秒しかない接触時間でいかに見た人の心に残るクリエイティブを制作するかが一番の難関でした。そこで、グラフィックデザインはHERALBONY Art Prizeのさまざまなクリエイティブを担っていただいている6Dの木住野彰悟さんに依頼しました。そして、言葉の先鋭化を図るべく、コピーライターのレジェンドである三井明子さんに初めてご相談をさせていただきました」(クリエイティブディレクター・桑山知之氏)

コピーライター・三井明子氏は、今回の制作について次のように語る。

「じつは私が大学で講師をしていた時に、ヘラルボニー代表の松田崇弥さんが受講してくださっていました。さらに信頼する元同僚がヘラルボニーさんに転職!と、ご縁も重なる中での制作はとても光栄でした。このアワードに、ヘラルボニーさんに、もっと注目が集まることを目指して考案しました」

「HERALBONY Art Prize」初回となる2024年は28の国と地域、作家数924名、作品数1,973点の応募数だったが、2回目となる今回は65の国と地域、作家数1,320名、作品数2,650点と応募数が増加している。

「海外からの作品が前回と比べて多く寄せられ、応募作品の幅がより広がりました。実際に、今年のグランプリはフランス在住の作家が受賞しています。また、協賛企業との関わりがより深まり、継続で協賛してくださった企業の熱量も高まっています」

「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia」では、オープニングイベントをはじめ、スタッフが作品を紹介する鑑賞ツアーやブラインドコミュニケーターとして活動する石井健介氏による雑談型観賞プログラム、HERALBONYとCOTENによる対談など、さまざまな企画が予定されている。

スタッフリスト

共通

企画制作 ヘラルボニー、6D
CD 桑山知之
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AD 木住野彰悟
D 廣山鈴佳、Fish Chau
プロジェクトディレクター 岡志津
ビジネスプロデューサー 泉雄太(ヘラルボニー)

車体広告

企画制作 三井グループ
C 三井明子
撮影 橋本美花

トレインチャンネル

監督 井上典慎
撮影 和田美潮、坂本彩美
カラリスト 森本直也
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