ニューバランスジャパンは5月16日から、「WALL_alternative(東京・西麻布)」でアート展覧会「GREY ART MUSEUM」を開催する。
ニューバランスでは、毎年5月を「Grey Days」としてブランドを象徴する“グレー”を祝う月間としている。その一環として開催される「GREY ART MUSEUM」は、新たな手法でアートやアーティストの可能性の拡張を目指すアートプロジェクト「MEET YOUR ART」(エイベックス・クリエイター・エージェンシー提供)と協働し、5人の現代アーティストと制作し、展示する。ニューバランスのグレーを構成するキーワード【TIMELESS】、【SEAMLESS】、【URBAN】、【RUNNING】、【MASTERPIECE】を軸に制作・キュレーションされた作品が展示される。
金子英|SEAMLESS
「NB I」「NB II」は、過去作「The Sunshine Underground I+II」(2024)を踏まえた二連作作品。ニューバランスのロゴをモチーフに、日の出と日の入りを思わせるグラデーションを上下に構成。既存イメージの意味をずらし再構築するという、コラージュ的思考の深化が図られている。
小笠原周|MASTERPIECE
普段からニューバランスを愛用する自身が10年間履き続けた「1300CL」をモチーフに、5000年以上の歴史を持つ御影石による石彫作品の新作を発表。長年身体に馴染んだ履物を重厚な素材で再構築することで、時間の蓄積や身体の記憶を表現する。
ニューバランス マーケティング部ディレクターの鈴木健氏は「ニューバランスでは、“カルチャー”という言葉をブランド全体でよく使うのですが、今、世界中で“Grey Days”を盛り上げている中で、日本は日本ならではの視点でカルチャーの解釈をして、“Grey”の創造性を様々な形で発信します」とコメント。
会場内では日本の生産者による飲食メニューの提供も行われる。1972年に熊本県で創業し、50年以上の歴史を持つ製麺所「富喜製麺研究所」と共同開発したのどごし生麺「グレヌー」などが提供する。
展示会は5月16日から31日まで毎日開催。18時から24時まで。入場無料・予約不要。
