“きのこ・たけのこ論争”は、勝ち負けじゃなくて、「あれ、意外と好きかも?」と思い直すきっかけだった──。明治が公開した「きのこの山」50周年CMは、子どもの頃に決めた“派閥”や“好み”が、大人になった今、ふと変わるかもしれないという、そんな感覚をコミカルに描いている。
明治は「きのこの山」発売50周年を記念し、新テレビCM「どっち派は、変わる。」篇を5月20日から公開している。CMに登場するのは、長年“たけのこ派”を公言してきた芸人・山里亮太。しかし今回、彼は“きのこ派”に“転向”させられる。
「きのこの山」を無理やり食べさせられ“寝返る”山里
舞台は謎の研究所。目覚めた山里の頭には「きのこの山」型の装置がつけられ、研究員たちに囲まれながら、無理やり「きのこの山」を食べさせられる。渾身の抵抗むなしく、ひと口食べた途端「おいちい」と表情が一変──“きのこの山里”へと寝返るのだ。
きのこの山50周年「どっち派は、変わる。」篇
こうした「嗜好の転向劇」を裏づけるのが、明治が世界20カ国・約1000人を対象に行った試食調査の結果。14カ国で“きのこ派”が多数派という結果が得られたという。国内では2020年時点で“たけのこ派”が圧倒的だった構図と、見事に対照をなす。