京都の交通機関PRコンテンツ「地下鉄に乗るっ」 初のアニメ展覧会を開催

アニメ制作会社・魚雷映蔵は、京都市交通局によるキャラクターを活用した地下鉄・バス利用促進プロジェクト「地下鉄に乗るっ」のアニメーションに特化した初の展覧会「地下鉄に乗るっ アニメーション展」を開催する。会期は5月24日から29日まで。会場は京都・三条河原町のギャラリー「FRAME in VOX」。

イメージ 「地下鉄に乗るっ」のアニメーションに特化した初の展覧会「地下鉄に乗るっ アニメーション展」

広告掲載のほか、グッズ・アニメ・ノベライズなど幅広く展開

「地下鉄に乗るっ」は、京都の地下鉄や市バスを応援するために生まれた「太秦萌」「松賀咲」「小野ミサ」などのキャラクターが、京都市営地下鉄をPRするコンテンツ。

元々は京都市の「若手職員増客チーム」が2010年に考案したPRキャラクターだったが、2013年に地下鉄利用促進ポスターのキャラとして採用するにあたり、総合デザインオフィス・GK京都とイラストレーター・賀茂川氏の手によって、キャラクターデザインをリファイン。以降、地下鉄利用促進プロジェクト「地下鉄に乗るっ」として、様々な広報媒体に展開されている。

例えば、5月19日から京都市営地下鉄の駅構内などで掲出されている新ポスターでは、太秦萌の姉「太秦麗」が、山科区の名刹「毘沙門堂門跡」に訪れる様子を描写。「地下鉄&バスに乗って山科・醍醐に行くっ」をテーマとし、京都観光を促進している。

イメージ ポスター「地下鉄&バスに乗って山科・醍醐に行くっ」

ポスター「地下鉄&バスに乗って山科・醍醐に行くっ」

加えて、グッズ・アニメ・ノベライズなどのメディアミックスや京都の民間企業・施設による新キャラ制作など、交通局の枠組みを超えた施策展開がなされていることも特徴。キャラクターの人気は根強く、ファンアートも多数生み出されている。

イメージ 「地下鉄に乗るっ」キャラクターが登場するノベライズ作品『太秦荘ダイアリー』(左、双葉文庫)

イメージ 「地下鉄に乗るっ」と『京・ガールズデイズ』(右、講談社ラノベ文庫)

「地下鉄に乗るっ」キャラクターが登場するノベライズ作品『太秦荘ダイアリー』(左、双葉文庫)と『京・ガールズデイズ』(右、講談社ラノベ文庫)

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