20周年を迎え、若年層の獲得や機能強化に注力
ZOZOが運営するファッションEC「ZOZOTOWN」は、俳優の吉岡里帆と板垣李光人が出演するテレビCM「リゾート」篇を5月15日から放映している。夏のバカンスのシチュエーションを採用し、季節感を意識した衣装と演出にこだわった。昨年12月に20周年を迎えたZOZOTOWNは、若年層の獲得やファッション特化のAIエージェント機能の強化などに取り組む。
「夏のバカンス」をテーマにした「リゾート」篇
CMは海の見えるリゾートホテルの一室から始まる。吉岡と板垣の2人が嬉しそうに新しい洋服を取り出す。吉岡は鮮やかなワンピースに着替えてスタッフから褒められて喜ぶ。その様子を見て焦った板垣が吉岡をその場から連れ出し、最後には2人で仲睦まじく歩き出すというストーリーだ。
マーケティング担当の朝比奈優起氏は「ファッションを通じて気持ちが明るくなったり、自分らしさを再発見したりと、日常がポジティブに変化するようなきっかけを提供したい」と狙いを強調。「ZOZOTOWNはファッションの悩みや困りごとを解決し、前向きに楽しむきっかけを届ける存在である」というメッセージを込めたとしている。
【ZOZOTOWN】TVCM「リゾート」篇(ZOZOWEEK ver.)
吉岡と板垣がZOZOTOWNのCMに初出演したのは、2024年5月に公開された「出会える服、着てますか?~雨宿り~」篇。これまでのセール訴求型のCMと異なり、新たな戦略として視聴者の「自分ごと」化を促すことを目的としたストーリー性の高いドラマ仕立てのクリエイティブを作成。その上で、幅広い世代・性別から高い好感度を得ている2人を起用したという。
CM放映の前後に実施したプレポスト調査では、MF1層(20~34歳の男女)からMF2層(35~49歳の男女)まで、幅広い年代でCMへの好意度が向上する結果が出ている。
