「壱角家」「山下本気うどん」をM&Aで再生  社長が語る黒字化の極意

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川島 賢氏

ガーデン
代表取締役社長

1999年10月有限会社マック代表取締役就任『カラオケ マック』創業、2003年6月ステーキ事業を事業譲受 外食事業へ進出。その後、株式会社チカラめしなどをM&Aし、2015年12月株式会社ガーデンを設立。代表取締役に就任。2017年6月『山下本気うどん』開始。2018年3 月グループ子会社をすべて株式会社ガーデンへ吸収合併し、2024年11月 東京証券取引所 スタンダード市場へ上場。

飲食業界において、M&Aを通じた企業再生で確かな成果を上げるガーデン。家系ラーメンの「壱角家」や「山下本気うどん」など、再生事業を黒字化させるノウハウを磨き上げ、売上高は過去最高を記録している。なぜ、ガーデンは一度立ち行かなくなった企業を再生し、なおかつ黒字化を達成できるのか。代表取締役社長の川島賢氏が明かしたのは、「展開性」「持続性」「収益性」の3要素を重視した戦略だ。

※本記事は

『販促会議』2025年5月号連載「シン・トップの現場力」

への掲載内容から再編集してお届けします。

前期の売上高は過去最高 社長が大切にする行動指針

━━ガーデンの展開するブランドは、コロナ禍以降よく見かけるようになった印象です。

ガーデンでは壱角家をはじめとしたラーメン事業、そして山下本気うどんを中心としたレストラン事業など、計20の飲食事業を展開しています。ガーデンという社名で事業を展開したのは2015年。今年で10年目を迎える会社です。

2024年2月期の売上高は、ガーデンが始まって以来、最高額となる153億円に伸長しました。2025年も、第3四半期時点で売上高は76.4%、営業利益74.7%と、通期業績予想の達成に向けて順調に推移している状況です。事業別に売上高を見ると、「壱角家」を含むラーメン事業が67.3%。第2の柱である「山下本気うどん」を含むレストラン事業が16.1%。直近はこの2業態をドライバーとして会社を成長させる方針です。

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