ロート製薬は「ロートの日」(6月10日)にあわせ、東京・大阪で「ロートハート夜景列車」「ロートハートバス」を運行する。祝日がない6月に元気を届ける施策として、車両の窓に特殊フィルムを貼り、街の光がハート型に見えるようにした。「ロートは、ハートだ。」というスローガンを伝える狙いもある。
大阪で走行する「ロートハートバス」
窓に貼る“ハートのフィルム”で街の景色が一変
東京では6月16日から29日まで、都内の鉄道の1編成を使った「ロートハート夜景列車」が登場する。車両のドアガラスに「街の光をハート型に変える特殊フィルム」を貼り、移動中の風景が次々とハートに変わる仕様とした。なお掲出する鉄道会社は明かしていない。
期間中には、同車両内のドア横広告や中づり広告に「ハートが見える車窓」についてのアピールや、企画のきっかけとなった「祝日がない6月に元気を届けたい」というメッセージを掲載。視覚的な仕掛けやその意図について、乗客に伝える内容としている。
また、大阪市内では6月9日から7月8日まで、「ロートハートバス」を運行。大阪シティバスの1車両に、電車と同様の特殊フィルムを貼付している。
「ロートバス」から実際に見える「ハートの風景」の写真
「このバスの窓、夜になるとこう見えます」といったコピーを掲出し、日中でも仕掛けについて乗客に気付かせる内容に仕上げている
6月の“祝日ゼロ”を前向きに
制作を手がけた電通のクリエイティブディレクター堀靖幸氏は、「街の夜景すべてをハートで埋め尽くしたい」との思いから企画を提案。貼付条件の厳しいフィルムの実現に向けて、チームで検証と交渉を重ねた。制作には半年以上を要したという。