100周年のアース製薬、「忠臣蔵のまち」赤穂の駅名標に文言追加 発祥地で地域貢献

生活導線で企業認知を強化

アース製薬は設立100周年を記念し、発祥の地である兵庫県赤穂(あこう)市に位置するJR播州赤穂駅とJR坂越駅の駅名標に、社名を含む文言を追加した。節目の年を機に、地域住民との日常的な接点があり、観光の玄関口でもある駅で施策を展開することとした。「忠臣蔵のふるさと」や「北前船寄港地」といった歴史的背景を踏まえた文言を加えることで、同社の100年の歩みを地域と共に振り返るとともに、未来へとつなげる起点を提供する。

イメージ 「忠臣蔵のふるさと アース製薬発祥の地」の文言が追加されたJR播州赤穂駅の駅名標

「忠臣蔵のふるさと アース製薬発祥の地」の文言が追加されたJR播州赤穂駅の駅名標

JR播州赤穂駅の駅名標には「忠臣蔵のふるさと アース製薬発祥の地」、JR坂越駅の駅名標には「北前船寄港地 アース製薬坂越工場前」の文言を追加した。「虫ケア用品の日」である6月4日から、一定期間掲出する予定だ。

アース製薬は、1925年8月26日に赤穂市で前身となる木村製薬所を設立し、今年で設立100周年を迎える。現在は都内に本社を置いているが、発祥の地であることを駅名標で強調することで、「地域への感謝」の気持ちを伝える狙いがある。担当者は「100年という長い歴史を積み重ねることができたのは、赤穂という地に根を下ろし、地域の皆さまの支えがあったからこそ」と述べており、これらの取り組みにより赤穂市への興味や関心を高め、地域活性化につながることも期待している。

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