顔専門のVFXスタジオが、化粧品CM向け「肌・まつ毛制作」を高品質かつ低価格で提供開始

Facial VFXを手掛けるDigic(デジック)が、化粧品CMなどの映像制作に用いる「肌」と「まつ毛」を制作するサービス『Skin & Lash craft』の提供を開始した。

イメージ 写真はオリジナルとの比較。以下の動画でも仕上がりの違いを体感することができる。

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肌を「修正」ではなく「制作」する

同社は、「撮影されたモデルの『状態の良い肌』を活かせるところは活かし、状態が悪い肌はボカすのではなく、新たに肌を作っている。つまり、肌修正ではなく『肌制作』を行っている」と解説する。「肌理(きめ)」がしっかり出ているのはそのためだという。肌を作る際には、撮影された本人の状態の良い肌を分析しつつ、その人に合う肌を丁寧に作り込んでいる。

Digicはもともと、映画やCMで俳優の顔を若返らせたり老化させたりするVFXを担当してきたスタジオで、「俳優の顔に合う肌」を数多く制作してきた。若い頃の皮膚を分析したうえで、肌をひとつひとつ制作してきたノウハウが、この『Skin & Lash craft』サービスにも活かされている。自社で撮影してきた様々な人の皮膚のライブラリーも、他社がまねできない仕上がりに貢献しているという。

Digicの顔専門のVFXアーティストたちは、資料通りの顔を作るだけで終わらせることはせずに、監督や俳優との対話を通して企画意図や演出意図を汲み取り、期待以上の仕上がりを目指している。化粧品の案件でも、担当する商品の特性を深く理解し、「お望みの仕上りを一緒に作っていきたい」と強調する。

撮影後に、もう少しマットな肌にしたい、もう少し艶感を出したいといった要望にも対応している。

撮影時のメイクに立ち会い、化粧品会社とメイクアップアーティストのこだわりを理解して、施されたメイクの表現を損なうことなく仕上げることを大切にしている。スキンケア向けの肌表現だけでなく、メイクアップ商品の映像にも対応可能だ。

きめ細かな「まつ毛」制作を低コストで

Digicは、俳優の目のクローズアップ映像で求められる「まつ毛」の制作も手がける。本物と区別がつかないレベルのまつ毛のCG制作は難易度が高く、費用も高額になる傾向にある。Digicは制作方法を化粧品の映像向けに特化させることで、高品質ながら価格を抑えているという。

まつ毛をDigicに任せるメリット

・目元に寄った映像でも「ダマの付いていない」まつ毛を作れる
・まつ毛のメイク時間がなくなることで、撮影できる時間が増える
・本物のまつ毛と変わらない仕上り
・毛の長さ、毛量、カール具合、毛束の有り無しなど、細かい要望に対応

従来の制作の流れを大きく変えることなく『Skin & Lash craft』を組み込む場合は、オンライン編集の仕込み期間に並行して行う。

イメージ プロセス

上記プロセスの「Color Correction」「Color Grading」の前に作業を行うことも可能。多くのCM制作に参加してきたスタッフが対応する。「依頼から納品まで安心して任せてください」という。

Digicが『Skin & Lash craft』のサービスで目標にしているのは、協業を重ねることで発注側の指示出しの負担を減らし、化粧品会社が求める品質を常に実現する体制をつくること。そのため中長期のパートナーシップが有効だ。年間契約することで、Digic内に専属チームが作られる。品質面だけでなく、コスト面でもメリットがあるという。

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お問い合わせ

Digic inc.

Email:eizo@digic.jp
URL:https://digic.jp


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