テレビニュースへの信頼度は全世代で低下、10代のサッカー視聴率が向上

10代のサッカー視聴は配信サービス。利用者は2倍以上に

経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(BCG)は6月13日、「2024年度コンテンツ消費者行動調査」の調査結果を公表した。

それによると、メディア総視聴時間(テレビ、SVOD=定額制動画配信サービス、AVOD=広告型動画配信サービス、SNSの合計)はここ3年間、約4時間半で安定的に推移している。一方、最新の調査の内訳をみると、新メディア(SVOD、AVOD、SNS)が6割を占め、以前に比べ伝統的メディアであるテレビの視聴時間を侵食している。この傾向は若年層だけでなくすべての年齢層で同様の結果となっている。

テレビの強みであり、「多人数リアルタイム視聴」が最適とされるスポーツ分野では、テレビ・AVOD・SVODの各企業による放映権や視聴者(加入者)獲得競争が起きている。調査では、10代のサッカー視聴時のOTT(オーバー・ザ・トップ、インターネットを介したコンテンツ配信サービス/SVODとAVODの合計)利用率は2023年時点では23%だったのに対し、2024年では50%となるなど、若年層を中心にOTTでのスポーツ視聴率は上がっている。

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