八木莉可子がかぶりつく「ファミチキレッド」CM 「旨辛ニーズ」捉え定番化目指す

ファミリーマートは、フライドチキン「ファミチキ」の新フレーバー「レッド」の発売にあわせ、女優・八木莉可子を起用した新テレビCM「待ってた」篇を6月24日から全国で放映する。発売に先駆け開催された新商品発表会では、後から「ジワジワ辛い」商品特性や「旨辛ニーズ」の高まりといった開発背景が説明された。

「ジワジワ辛い」をどう伝えるか

イメージ cmカット 新テレビCM「待ってた」篇

イメージ cmカット 新テレビCM「待ってた」篇

イメージ cmカット 新テレビCM「待ってた」篇

CMは、八木がファミチキ レッドにかぶりつき、食べ進め、辛さに気づき、カメラに目が合う一連のシーンで構成される。冒頭では「おいしさに夢中でかぶりつく様子」、中盤では「『んっ辛っ』と辛さに気づく瞬間」、最後はカメラに気付き、「恥ずかしそうな表情」を見せつつ、「こんなファミチキ待ってたのよ。」という八木の声とテロップが重なる。

CMについて、発表会に登壇した商品本部・高倉一真FF部長は「食べ進めていくうちにじわじわ辛くなる商品特徴を表現した。セリフをあまり入れず、ついつい夢中で食べてしまう様子を描くことで、『旨辛』にフォーカスした味設計を伝えている」とコメントした。

八木が「辛さを感じるまでの時間」は10.66秒

「ファミチキ レッド」は、6月24日から全国のファミリーマート約1万6300店舗で発売される。価格は税込248円。同日には、過去に発売していた「クリスピーチキン ハバネロホット」も数量限定で展開する。

写真 商品 「ファミチキ レッド」(中央)と「クリスピーチキン ハバネロホット」(左)

「ファミチキ レッド」(中央)と「クリスピーチキン ハバネロホット」(左)

「レッド」の味は、複数のチリペッパーを使い、辛さの立ち上がりに時間差が出るよう設計。早く辛さを感じる唐辛子と、後から辛さが来るものを組み合わせ、「旨味→辛味」の順でピークが来る構造に仕上げた。

発表会に登壇した八木は、実際にファミチキ レッドを試食し、辛さを感じたタイミングを計測。結果は10.66秒だった。ファミリーマート社員の平均タイムは11.87秒だったといい、“辛さの時間差”を演出でも強調している。

写真 八木が食べ始めてから辛みを感じるまで「10.66秒」だった

八木が食べ始めてから辛みを感じるまで「10.66秒」だった

写真 モデルでもある八木は、「ファミチキ レッド」をランウェイ風に披露した

モデルでもある八木は、「ファミチキ レッド」をランウェイ風に披露した

旨辛ニーズの高まりで目指す「定番化」

高倉氏は、開発背景について「旨辛ブームの高まりがある」と説明。1980年代からの激辛ブームは、エスニック系、しびれ系と広がり、現在は「辛さだけでなくうま味をともなう旨辛」が主流になっているという。Googleトレンドや意識調査でもその傾向が見られ、ファミリーマートでも過去に期間限定で展開してきたファミチキの辛み系商品のリピート率が高かったことから、「レッド」の展開に至ったと語った。

写真 ファミリーマート 商品本部・高倉一真FF部長

ファミリーマート 商品本部・高倉一真FF部長

「通常のファミチキは男性の購入比率が高いが、今回は女性の購買も狙っている」とし、定番化に向けては「従来の期間限定品の3倍程度の量を用意している。売上だけでなく、お客様の声を重視して判断する」と述べた。

advertimes_endmark


この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ