渋谷にスフィンクス像現わる、その正体は? 頭に登って写真撮影も可能

6月25日、SHIBUYA109の横にある空き地に、高さ約4メートルのスフィンクス像が現われた。

写真 スフィンクス像

その足元には、アラビア語で記された謎の看板が。一体何と書かれているのだろうか。

実はこれ、ゲーム会社の2Kが6月19日に配信を開始した、スマートフォン向けゲームアプリ「シヴィライゼーション: 時代と盟友」のプロモーション施策。同作は、プレイヤーが文明の指導者となり、クレオパトラや織田信長、ジャンヌ・ダルク、始皇帝、ギルガメシュ、アレクサンドロス大王など、世界各地の歴史的偉人たちを集めてテクノロジーを発展させ、古代から近未来へと文明を築いていく内容だ。

30年以上の歴史があるシリーズだが、新作のローンチに合わせ、まだ本作を知らない人にも興味を持ってもらいたいと考えた。

そこで6月24日にまず、すぐ隣のイベントスペースZeroBase渋谷に、スフィンクスの登場を予期させる広告を掲出。

写真 スフィンクス像

描かれている女性は、ゲームにも登場するクレオパトラだという。

その翌日に、隣のスペースにスフィンクスを登場させた。

写真 スフィンクス像

企画制作を担当したのは、メディアコンシェルジュの大谷昭徳氏。「シリーズの新作を知っていただくために、トラフィックが非常に多い渋谷で、目を引くOOHができないかと企画を始めました。テーマは『もし歴史上の英雄が渋谷を支配したら、どんな街にするだろう?』。クライアントやチームと議論を重ねる中で、まず誰をモチーフにするかを検討した結果、クレオパトラに。日本人にもなじみがあり、エジプト文明の象徴的なビジュアルを活かせる点が決め手になりました」。

結果的にスフィンクスを設置したが、実はピラミッドと迷っていたという。
「ちょうどZeroBase渋谷の隣に新たな空き地渋谷道玄坂広場-Ⅰができるという情報を耳にして、2つの敷地を連動させるプランが浮かびました。空き地に何を建てるかという段階では、ピラミッドとスフィンクスで迷いましたが、アートディレクターの木谷(友亮)さんからスフィンクスに登れるというアイデアが出て。最初はなぜ登るんだ?と思いましたが(笑)、多数決でその案が採用に。結果的に多くの方が実際に登って楽しんでくれて、登れる仕様にして本当に良かったです」(大谷氏)。

写真 スフィンクス像

頭部に上って写真撮影も可能。体験可能時間は20時までで、夜間はゲートがクローズされる。

写真 スフィンクス像

夜間にはスフィンクス像のライトアップも。

ちなみに足元の看板には、アラビア語で「拡散せよ」と書かれているという。

プロモーションにおいては、このOOHのほか、山手線の主要16駅にゲーム内の英雄たちをあしらった交通広告や新宿BBBでの広告を展開。SNSキャンペーンも実施している。OOH及びスフィンクス像の設置は6月30日20時まで。

スタッフリスト

企画制作 メディアコンシェルジュ+カイブツ
企画+C 大谷昭徳
企画+AD 木谷友亮
Pr+PM 青木慎二
造形 中嶋稔、高橋和臣
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照明 江口勇太
会場 近松陸人
運営 伊東丈騎、鶴飼美納里
スーパーバイザー 井上さくら、久保拓己
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