良品計画が再生可能エネルギー会社を設立 年間約8000トンのCO₂削減見込む

良品計画が6月25日、JERAとの共同出資により、太陽光発電の開発などの再生可能エネルギー発電事業を行う特別目的会社である「MUJI ENERGY(ムジエナジー)」を設立した。あわせて良品計画は、JERAの子会社であるJERA Crossと再生可能エネルギーの環境価値を取引する「バーチャルPPA」を締結する。

環境価値とは、再生可能エネルギーが生み出す「発電時に大気中の二酸化炭素を増加させない」という付加価値のこと。今回の「バーチャルPPA」により、MUJI ENERGYが創出した環境価値は、JERA Crossを通じて、無印良品テナント店舗などの電力由来CO₂排出量の削減に活用される。

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本プロジェクトは、環境や地域社会へ配慮しながら再生可能エネルギーの創出を目指す良品計画と、太陽光発電所の新規開発・保守に関するノウハウを有するJERAが連携して発電事業に取り組むもの。JERA Crossを通じたバーチャルPPAによる追加性のある環境価値の創出を組み合わせ、CO₂削減を目指す。

「MUJI ENERGY」が太陽光発電で生み出した電力と環境価値はJERA Crossが束ね、電力は日本卸電力取引所(JEPX)に供給。環境価値は良品計画が全量を取得する。今後は、設立から1年間で約13MW 規模の太陽光発電設備の開発を予定。これは良品計画の年間電力使用量の20%に相当し、年間約8000トンのCO₂排出量が削減される見込み。

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