人口減で狙う新規客は「犬」 犬用アイスに参入した赤城乳業、530万市場への挑戦

新フレーバー「ワンワン君あまりんいちご」を発売

赤城乳業は、愛犬用アイス「ワンワン君 あまりんいちご」を6月20日に数量限定で発売した。昨年6月から展開している犬用アイスの新フレーバー。パッケージには「ガリガリ君」の家族として新キャラクター「ワンワン君」が描かれている。人口減少が進む中で、新たな市場の創造を目指しており、まずは国内に約530万世帯ある犬飼育世帯のうち1%のユーザー獲得を目標としている。

写真 商品・製品 「ワンワン君 あまりんいちご」。専用ECサイトで販売

「ワンワン君 あまりんいちご」。専用ECサイトで販売

新しいアイスの需要を創出するため、2024年に「アイスドリーム研究所」を設立し、「ワンワン君」はプロジェクト第1弾商品として開発された。

開発のきっかけは「アイスを食べていると愛犬が寄ってくる」という体験に基づいている。商品発案者自身も犬を飼っており、夏にアイスを食べるたびに寄ってくる様子から、犬用アイスの着想を得た。愛犬と食事の時間を共有できるという点は「アイスを通じて人々の日常をもっと豊かで楽しくしたい」という企業理念にも合致するとし、商品化に踏み切った。

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