博報堂「創造力に関するグローバル調査」 創造的な人ほどAIを有効活用している?

博報堂が運営するUNIVERSITY of CREATIVITYは6月24日、AI時代における創造力の価値や意識、社会的インパクトについて調べる「創造力に関するグローバル調査」を実施。対象は、日本・中国・アメリカの3カ国で15歳以上の男女その他 計2115人。調査期間は2025年3月12日~23日。

まず、自分を「創造的」だと思うかを聞くと、日本では24.8%が「非常にそう思う」「そう思う」「ややそう思う」と回答。76.2%の中国、84.5%のアメリカよりも50ポイント以上低い結果となった。

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次に「自分を創造的だと思う」人にAIの活用頻度を聞いてみると、日本では「よく使う」が38.1%、中国では76.5%、アメリカでは48.8%。特に中国では、自分自身を創造的と認識している人は、AIを積極的に使っている傾向にあることがわかった。

またAIのイメージについての質問では、中国では、AIによる創造性拡張の期待が強く、アメリカでは仕事や創造性を奪うといった懸念が目立つ一方で「労働からの解放」、「創造性の拡張」といった前向きな意見も上位にランクイン。日本は「自分の頭で考えなくなってしまう」「人間の創造性を奪ってしまう」と慎重な意見が多かった。

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