OOH×SNSのストーリーで訴求 イチネン、「梅雨のドライブ需要」創出

カウントダウン形式の投稿で話題化を図る

自動車用商品を扱うイチネンケミカルズは、自動車用ガラスコーティング剤ブランド「クリンビューGコート」シリーズの屋外広告を、東京メトロ新宿駅で掲出している。期間は6月23日から7月6日まで。梅雨時期のドライブを促進する狙いがある。地域限定のOOHだけでは訴求効果が狭いと判断。そこでXではOOHの内容を掘り下げるオリジナルストーリーも展開している。

写真 東京メトロ新宿駅で掲出している屋外広告

東京メトロ新宿駅で掲出している屋外広告

同社が雨の日のドライブに関して500人を対象に事前調査を実施したところ、「視界が悪いときに不安を感じる」「雨の日の車窓が記憶に残りにくい」といったネガティブな回答が多かった。

この結果を受け、梅雨の時期に「雨の日こそドライブに出かけたくなる」ような屋外広告の掲出を決定。「クリンビューGコート」の高い撥水性能による視界の改善効果を、体感的に訴求している。

OOH広告のデザインは3種類の車窓をモチーフにしており、それぞれ男性の一人旅、ファミリーのお出かけ、カップルのデートを想定したシーンで構成されている。掲出1週目には、ぼんやりとした車窓、2週目にはクリアなガラス越しに見える東京近郊の美しい風景を描く。

アンケート調査では、雨の日のドライブの動機として「景色の美しさ」と回答する人も多く、今後の伸びしろがあると見ている。一方、「特別なイベント」や「一緒に乗る人」がきっかけになることも多いと判明。雨の日の忘れられない思い出とクリアな景色を同ブランドが提供するという新たな価値を訴求する狙いだ。

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