90年代と令和の若者の価値観の違い G-SHOCKがXG起用で示すブランディング戦略

ユーザー生成コンテンツ(UGC)にも期待

カシオ計算機は、耐衝撃ウォッチ「G-SHOCK」のグローバルアンバサダーとして、7人組HIPHOP/R&Bガールズグループ「XG(エックスジー)」を起用した。単に人気のあるグループを起用するのではなく、ブランドの歴史も考慮に入れた「情緒的価値」をアピールする狙い。90年代にも若者人気を博した同ブランドだが、令和の若者とはアプローチすべき価値が異なるとしている。

写真 人物 グローバルアンバサダーに起用された「XG」

グローバルアンバサダーに起用された「XG」

「XG」は、JURIN、CHISA、HINATA、HARVEY、JURIA、MAYA、COCONAの7人からなるグループであり、若年層を中心に高い人気を誇る。J-POPやK-POPといった既存の枠組みにとらわれない「X-POP」という独自ジャンルを確立した。

特設サイトでは、キービジュアルとプロモーションムービーを公開している。アートディレクションはアーティスト「YOSHIROTTEN」が率いるクリエイティブスタジオ「YAR」が担当した。

キービジュアルは今後、世界20カ国で公開される予定。東京では7月2日より、渋谷スクランブル交差点沿いの大型ビジョン、京王井の頭線渋谷駅構内、ハチ公前の「SHIBU HACHI BOX」などで展開される。

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