サッポロ黒ラベルが銀座で攻めるブランド体験 累計34万人突破の拠点がリニューアル

「伊達冠石」のドラフトタワーを設置

サッポロビールは、「サッポロ生ビール黒ラベル」のブランド体験拠点「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」を7月5日にリニューアルオープンする。ブランドの世界観をより深く体験できる新エリア「CLUB ZONE」を新設。オンラインショップで取り扱う一部グッズの販売や、ブランドムービーなどを映すモニターを設置した。

写真 人物 マーケティング本部 ビール&RTD事業部の永井敏文部長

マーケティング本部 ビール&RTD事業部の永井敏文部長

宮城県丸森町・大蔵山で採掘される「伊達冠石」を切り出して製作したドラフトタワーを3基導入。それぞれ異なる表情を持つ造形となっており、「丸くなるな、☆星になれ。」というブランドメッセージに込められた、多様な個性を尊重する姿勢を体現している。

泡品質の向上を目指し、サーバーの泡付け穴の形状を改良した「パーフェクトチェンジャー3.0」も導入。きめ細かくクリーミーな泡が、より長く持続するようになった。その泡の美しさを視覚的に訴求するため、グラスの底から光で照らす「フロスティミストライト」をコースター仕様で展開。メニューとブランドブックを融合させた「ブランディングメニューブック」も用意している。

同拠点は、地下鉄銀座駅コンコースに直結する立地で、2019年に開業した。「完璧な生ビール体験」をテーマに掲げ、あえて一人あたり2杯までという制限を設けている。「最もビールが美味しい瞬間は、その日の1杯目。」をコンセプトに、1杯目を施設で堪能した後に銀座の街へ繰り出す利用スタイルを想定。銀座駅改札を出てすぐの好立地も相まって、会社帰りの社会人の利用が多いという。

イメージ 新設された「CLUB ZONE」。左側でグッズを並べている

新設された「CLUB ZONE」。左側でグッズを並べている

オープンから今年6月末までの累計体験者数は約34万人。近年では外国人観光客の利用も増加しており、昨年の来場者数は前年比2割増で過去最高を記録した。今年も前年比2割増の12万人を目標に掲げている。

成功の要因について、マーケティング本部 ビール&RTD事業部の永井敏文部長は「来店のハードルが低く、1人や少人数でも利用しやすい利便性が奏功した」と話す。俳優の妻夫木聡が出演するテレビCM「大人エレベーター」シリーズで訴求している「大人の世界観」を体験する目的で来店するファンが多い一方で、口コミなどを通じて若年層を中心に新規体験者も増えているという。

イメージ 「伊達冠石」で作られたドラフトタワー

「伊達冠石」で作られたドラフトタワー

永井部長は「現代の若者は、情報をじっくり吟味するよりも、まず行動して体験するスタイルが主流」と強調。気軽に立ち寄れるこの拠点を通じて、ビールの美味しさやブランドの世界観に触れてもらいたいとしている。

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