推しがいれば精神面・社会面・身体面でポジティブになれる——。健康総合企業のタニタは、日本経済を支えているともいわれる「推し活」が健康に与える意識・実態調査を実施した。推しがいる全国の15歳~69歳の男女1000人を対象に調査したところ、推し活による自身の変化として、約8割が「生きることが楽しくなった」と精神面での変化を実感。健康診断の数値にまで影響が出た人もおり、推し活は健康の秘訣になっているようだ。
【質問】2026年タニタがコラボしたほうがいいコンテンツがあれば教えてください🙇
— 株式会社タニタ (@TANITAofficial) 2026年2月10日
コラボ先を募集するタニタの公式アカウントの投稿
「推し」のジャンルは、アイドルが突出して多く、次いでミュージシャン、アニメキャラ・漫画キャラだった。また、現状として「完全に沼落ちしている」(ハマってしまい抜け出せない状態のこと)と答えた人は26.2%で、推し活歴が20年以上の人でも46%は「沼落ちには程遠い」と控えめな回答だった。ゆかりの地などを巡る「聖地巡礼」や遠征に行った人はいずれも約半数で、「お金が足りない」「時間が足りない」との切実な悩みもあるようだ。
前述のように、多くの人がお金や時間を使って楽しんでいる推し活だが、タニタが注目するように、健康への影響も大きい。推し活を始めて以降の変化について、77.5%が「生きることが楽しくなった」と精神面での変化を実感しているという。また、49.3%が「身だしなみに気を付けるようになった・おしゃれをするようになった」、47.4%が「外出する機会が増えた」と回答し、見た目を気にしたり、推し活を理由に行動範囲も広がったりしているようだ。
さらに、健康面や身体的な変化については、25.6%が「痩せてからだが引き締まり」、20.8%が「健康診断の数値が改善した」と回答。推し活を始めてからダイエットに取り組んだ人も20代では37.7%と多く、精神面や社会面、身体面で推し活を楽しむ人たちにポジティブな影響を与えていることが分かったという。
一方、推しのジャンル別で見ると、健康への意識はバラバラのようだ。「健康を意識するようになった」と感じるかを問うたところ、アイドル推しでは意識する人の割合が51.7%に上ったが、ゲームキャラ推しの人が37.7%、スポーツ選手推しでは35.5%にとどまった。タニタは結果の分析として、「遅い時間のゲームや海外での試合中継の観戦などで不規則な生活を送ってしまっている人も多いのではないか」としている。