ミツカンは、NTT西日本の音声AI事業「VOICENCE(ヴォイセンス)」を活用し、“お酢ドリンク”「フルーティス」の販促コンテンツを制作した。声優・花江夏樹の音声AIによるナレーション音声と音声動画コンテンツで、5月から7月にかけて、全国の小売企業各社の店内放送やサイネージ、アプリで順次放映・放送する。ミツカン公式Xアカウントでも公開している。
「フルーティス」は2020年に発売されたりんご酢ドリンク。2026年春にブランドリニューアルし、従来の “健康のためのお酢ドリンク” の枠を超え、果実のおいしさを主役にした “リフレッシュドリンク” として打ち出した。
背景にあるのは、お酢ドリンク市場をめぐる課題だ。同社Go-To-Market戦略本部の林田理央氏によると、近年のお酢ドリンク市場は「右肩下がりで推移している」という。要因としては、酸味の強さによる継続のしにくさや、健康のために飲まなければならないという “健康疲れ” があるという。
「フルーティス」も例外ではなく、韓国系のお酢ドリンクブームなどをきっかけに流入したライトユーザーが、ブームの落ち着きとともに離れていったという。
これまで「おいしい」「飲みやすい」と評価されてきた一方で、「お酢」は「健康のために酸味を我慢して飲むもの」というイメージが先行し、日常的なリフレッシュドリンクとしての価値が十分に伝わりきっていなかったと同社は分析する。
そこで、2026年春のブランドリニューアルでは、果実のおいしさを前面に打ち出した新パッケージを採用した。長野県産シャインマスカットや福岡県産あまおうなど、人気の高い果実や産地にこだわった果実を使用。りんご酢などと組み合わせることで、果実のおいしさを引き出した。
独自の「フルーティアップ製法」により、後味はすっきりとしてべたつかない一方で、フルーティーでしっかりとした甘さも感じられるという。これまでの果実飲料ともお酢ドリンクとも異なる飲み心地を訴求し、「お酢」を「果実のおいしさを引き出す名パートナー」として再定義する狙いだ。
ブランドリニューアルに合わせて、同社は俳優で歌手の中島健人を起用した新テレビCM「はじめてのフルーティス」篇を、4月24日から全国で放映した。CMでは、中島が「フルーティス」を初めて飲んだ率直なリアクションを通じて、果実感や後味のすっきり感を訴求し、新しい「フルーティス」の認知拡大を図った。
