日本イベント産業振興協会(JACE)は6月16日、虎ノ門ヒルズフォーラム(東京・港)で「第12回 JACEイベントアワード」の表彰式を開催した。応募総数174作品の中から、NTTドコモが主催した写真展イベント「ばくモレ展」が、最優秀賞 経済産業大臣賞(日本イベント大賞)に選ばれた。
「第12回 JACEイベントアワード」表彰式
「JACEイベントアワード」は、国内外で行われるイベントを対象とした表彰制度で、2014年から実施している。
「ばくモレ展」は、SNSにおける情報漏洩問題を啓発するための写真展イベント。写真が「盛れる」ことと、情報が「漏れる」ことを掛け合わせた企画で、SNS上で情報が瞬時に拡散される利便性の裏にあるリスクを、楽しさや驚きを入り口に伝えた点が評価された。
NTTドコモの福岡真美氏。受賞者には、日本初の「レゴ認定プロビルダー」である三井淳平氏が制作したLEGOブロックのトロフィーが授与された
受賞コメントでNTTドコモの福岡真美氏は、「SNSなどで情報が瞬時に拡散されていく中、その利便性の裏にあるリスクをどのように伝えていくかは社会の課題」とした上で、「NTTドコモは人と情報をつなぐ立場として、安心・安全の啓発は重要な責務」と説明した。
福岡氏は、普段は関心を持ってもらうことが難しいテーマに自然に触れてもらうため、「楽しさ」や「驚き」を体験の入り口にしたと説明。イベントをきっかけに、シミュレーション型ゲームの配信や教育教材の展開などにも取り組みを広げているという。
「8番出口」企画も受賞
イベントプロフェッショナル賞を受賞したメトロアドエージェンシーの佐々木啓太氏(右)
イベントプロフェッショナル賞には、メトロアドエージェンシー、東宝、STORY、ESCAPEが主催した「映画『8番出口』東京メトロ脱出ゲーム」が選ばれた。「8番出口」は、無限に続く地下通路で“異変”を見つけながら出口を目指すゲームを原作とした映画作品。今回のイベントは、その世界観を東京メトロ全線に広げた周遊型謎解き企画で、部門賞受賞作品の中から、約2500人のイベント業務管理士によるネット投票で選定された。
受賞コメントでメトロアドエージェンシーの佐々木啓太氏は、同イベントに「約10万人弱という非常に多くの方にお越しいただいた」と説明。多くの来場があった一方で、駅の混雑緩和とイベント運営のバランス調整に苦労したと明かした。


