こんにちは。サンリオの上杉(写真右)です。このコラムでは、ペアを組んだTBWA\HAKUHODOアートディレクターの横田恵莉奈さんとともに出場した「ヤングカンヌ」の体験記の後半をお届けします(前回のコラムはこちらから)。
今回はカンヌに到着後、現地の実際のコンペから結果発表までの3日間を振り返っていきます。
怒涛の3日間 ネイティブになりたかった
到着すると、カンヌは猛烈な熱波の中。少し歩けば汗だくになるほどの暑さで、さっそく環境の違いに直面しました。でもやっぱり、美しいカンヌの景色に心は躍ります。正直不安だらけでしたが、広がる青空に気持ちがほぐれました。
宿からの景色。滞在中はずっと晴れでした。
到着から2日後の夕方に迎えた本戦のお題は、「進行性乳がんの患者数が正確に計上されていない課題を解決するためのアイデア」を考えるというもの。患者数がカウントされていないって、そんなことある?というのが初見の感想でしたが、どうやら世界的な課題のようです。難解なブリーフを読みこむのに時間がかかり、想定していたスケジュール通りに進めることはできませんでした。
17時ごろにオリエンで、19時までは会場での作業が必須でしたが、結局企画を詰めることはできないまま19時に。会場を後にし、車で20分ほどの場所に借りた作業部屋へ向かいます。
プール付きの素敵な作業部屋に興奮するのも束の間、すぐに企画を始めます。21時ごろまで明るいカンヌの空に体内時計を狂わされながら、あっという間に夜に。
考えても考えても、納得できるアイデアが出ません。そんな中でやっと見つけた使えそうなデータと戦略、横田さんからの「薬のシートを活用する」という案を組み立て、なんとか企画のコアを作りました。作ったというより成立させた、という方が近かったと思います。本当に長くて短い夜でした。
ル・カネに借りた作業部屋。普通に旅行で泊まりたい…


