TikTok for Businessは9月29日、「TikTok Ad Awards 2026 Japan」贈賞式を都内で開催した。2025年にTikTokで成果を生んだ優れた広告キャンペーンを表彰するもので、延べ31のノミネート作品から5部門の受賞作品とグランプリが発表された。審査は、審査員長を務める電通 執行役員 エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターの眞鍋亮平氏をはじめ、広告・クリエイティブ業界の第一線で活躍する審査員11人が担当した。
完全メシのカテゴリーエントリーポイント施策がグランプリ
各部門賞の中から最もTikTokを代表するキャンペーンとしてグランプリに輝いたのは、日清食品の「完全メシ カテゴリーエントリーポイント施策」であった。本作品は人気クリエイターの「ニート医師 井たくま」の動画フォーマットをチョコレートプラネットが再現するという構造のコラボレーション。
グランプリを受賞した日清食品ホールディングス宣伝部クリエイティブディレクターの岡崎俊英氏(右から2番目)と博報堂クリエイティブディレクターの田中裕二氏(左から2番目)。両脇は審査員長の眞鍋氏と審査員のなえなの氏
眞鍋審査員長は「商品訴求、これだけの機能訴求をこれほど早口で畳みかけられて、それだけやられても飽きずに最後まで見てしまう。エンタメとしてこの商品の機能訴求がここまでいけるんだという感動さえあった」と講評。また「解像度高くいじり倒すことで元ネタの側もフックアップされているし、ブランドが本気でファンダムと向き合っていることが伝わった」と評価した。
審査にも加わった、TikTokなどで総フォロワー数700万人超を誇るタレントのなえなの氏は「訴求したいことはすべて入れてあるのに視聴者が求めているような動画が完成されている、マジックのような一本になっている。広告においても完全バランスでした」と語った。
日清食品ホールディングス宣伝部クリエイティブディレクターの岡崎俊英氏は受賞コメントで、「まさかグランプリが取れると思っていなかった。元々テレビCMとして企画されたものがWeb向けとなり、健康訴求商品として言えないことが多い中で、研究所や法務とも連携しながら一生懸命取り組んできた結果だ」と述べ、ともに制作に携わったスタッフへの感謝の言葉を述べた。「来年も賞をいただけるように、日清食品の宣伝部一同頑張っていきたい」と締めくくった。

