「初年度24億円」 ワークマンが次の「看板商品」として期待する新ウェア “寒暖差” に着目した新商品の実力

ワークマンは、朝晩と日中、屋外と屋内などの「寒暖差」に対応する商品を拡充している。機能性ウェア「XShelter(Xシェルター)」シリーズに、外気温5~30℃という25℃の温度差への対応を想定した「XShelter “快適断熱” Σ(シグマ)」を新たに投入した。初年度の販売目標は70万点、売上高24億円で、今後の主力商品として育成する方針だ。

XShelterはこれまで、「暑さ」と「寒さ」という両極端の気象への対応を軸に展開してきた。しかし近年は暖冬傾向により、厳しい防寒が必要な日が限られる一方、朝晩と日中、屋外と電車内など、日常生活で寒暖差に直面する機会は多い。

同社はこうした寒暖差への対応を新たな成長領域と位置付けている。年間約8カ月にわたる需要を見込めることから、ΣをXShelterシリーズの今後の主力商品として期待している。

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10月7日に開催した「過酷ファッションショー」で、異なる気象環境を再現しながら「XShelter “快適断熱” Σ(シグマ)」を披露した

1000円高い「COSMOS」が販売1位

寒暖差への対応に対する需要は、同社のリカバリーウェア「MEDIHEAL COSMOS」(メディヒールコスモス)の販売状況にも表れている。同商品は10~25℃の温度変化への対応を打ち出しており、10月7日の発表会時点で同社のリカバリーウェアの販売ランキング1位となっている。

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リカバリーウェア「MEDIHEAL COSMOS」(メディヒールコスモス)

土屋哲雄専務によると、ワークマンでは従来、価格を下げた商品が大きく売れる一方、価格が高くなると販売が伸びにくい傾向があったという。一方、COSMOSは従来の主力商品より1000円高い2900円にもかかわらず好調で、社内でも驚きが広がったという。

同商品が想定するのは、就寝中のように数時間のうちに室温が大きく変化する場面。寝始めは暖かくても、明け方には室温が下がる。そうした環境でも、衣服内の温度変化を抑え、快適性を保ちやすくすることを狙った。

こうした販売実績から、価格の安さだけでなく、寒暖差に対応する機能そのものにも需要があるとみている。

今後の “本命” は「Σ」

寒暖差対策に着目した「XShelter “快適断熱” Σ」は、外気温5~30℃という25℃の温度差への対応を想定。厚さ0.45ミリの断熱素材を採用し、遮熱、UVカット、断熱、気化冷却、保温、透湿、速乾など25の機能を搭載している。フーディやスーツ、ワークウェアなど13アイテムを展開する。

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