「埋没したくない」 アサヒビールが阿部寛ら5人を「スーパードライ」CMに起用したワケ 酒税改正で各社が攻勢

10月の酒税改正に合わせ、ビール各社が商品刷新や広告展開を強化する中、アサヒビールが主力ブランド「アサヒスーパードライ」の新CMで存在感を打ち出している。阿部寛、長澤まさみ、横浜流星、ONE OK ROCKのTaka、山田杏奈という豪華な5人を起用した背景には、各社のコミュニケーションが活発化する中で、他ブランドに埋没しないという狙いがあった。

アサヒビールは10月1日、新テレビCM「刷新 BEER is DRY! ビールのど真ん中へ。」篇の放映を開始した。CMでは5人が刷新したスーパードライを手に、「BEER is DRY!」という新たなブランドメッセージを宣言。楽曲にはONE OK ROCKの「We are」を使用している。

今回のCMは、5月に発表したブランド刷新「スーパードライ3.0」の一環として展開。1987年の発売以来2度目となる中味の刷新を実施し、8月上旬の製造分から順次切り替えを開始した。従来の「辛口」という特徴に「冷え」の価値を掛け合わせ、キンキンに冷えた状態で辛口のうまさが最大限に引き立つ商品を目指している。

写真 CM カット

酒税改正で「埋没しない」CMを

今回、幅広い世代から支持を集める5人を起用した背景には、酒税改正による市場環境の変化がある。

アサヒスーパードライ TVCM「刷新 BEER is DRY! ビールのど真ん中へ。」篇

アサヒビールは「10月の酒税改正は、ビールカテゴリーそのものへの関心が高まる大きな機会だと捉えている」と説明。刷新したスーパードライに、より多くの消費者が関心を持つよう、世代やジャンルを超えて支持される5人を組み合わせたという。

さらに、今回のキャスティングについては、競合他社の動向も意識しているという。

「酒税改正のタイミングでは、業界全体でさまざまな商品やコミュニケーションが展開される。そのような環境のなかでも埋没することなく、ビールの代表ブランドとして強い存在感と話題性を生み出したいという狙いもある」と強調。5人が一堂に会するインパクトによって、スーパードライの新たな展開の始まりを印象的に伝えたい考えだ。

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