「うちのトイレは最高!」。トランプ米大統領に「外便所のような国」と侮辱されたノルウェーだが、同国の政府観光局はその暴言を逆手にとり、自国のすばらしいトイレをWebサイトやSNSで紹介している。美しい自然に囲まれたり、独創的なデザインだったりするトイレを紹介したSNSの投稿には、世界中から絶賛が集まっている。
トランプ氏は10月25日、中間選挙(11月3日)を前にミシガン州で開かれた集会で、ノーベル平和賞に自身が選ばれなかったことへの怒りをあらわにした。ノーベル平和賞はノルウェー国会で任命されたメンバーからなる「ノルウェー・ノーベル委員会」が選出することから、トランプ氏はノルウェーを「外便所のような国」と侮辱。同国からの「移民も歓迎しない」などと語った。
こうしたトランプ氏の暴言を受け、ノルウェー政府も黙ってはいなかった。政府観光局のWebサイトにはトランプ氏の言葉を引用し、「これらは世界で最高のうんちハウスか?」と呼び掛け。URLには「worlds-best-toilets」(世界最高のトイレ)と入れた。
ノルウェー政府観光局のWebサイトより
Webサイトでは、トランプ氏の「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)という言葉をもじって、「Norway makes shit houses great again!」(ノルウェーはトイレを再びすばらしいものに!)と記載。美しい山々や湖、雪景色を望む、デザインも独創的な国内のあらゆるトイレを掲載し、「これらのトイレは、どうしても用を足したいときだけでなく、用がないときでも、ぜひ一度訪れてみる価値がある」と紹介している。
また、インスタグラムでも国内のトイレを紹介。「世界で最も美しい便所トイレに会いに行こう」と記し、金色のトイレやコンクリートで花を表現したもの、宇宙船のようなデザインのものなど、ユニークな写真を並べた。美しい写真に加え、「さて、『便…の国』といううわさを耳にしました……。何と言ったらいいでしょうか、確かにここには、世界で最も美しく、壮観なトイレがいくつかあります」との文を投稿し、観光客へアピールした。
ノルウェー政府観光局のインスタグラムへの投稿
こうした粋な広報に対し、世界からは称賛の声が集まった。「うまい返し!」「カンヌのPR部門に選ばれる」など対応を褒めるコメントや、「今度ノルウェーに旅行したらトイレを見に行くのが楽しみ」「トイレの中もどうなっているか見てみたいから掲載してほしい」などと世界の心をとらえている。また、アメリカからもコメントが寄せられ、「アメリカ人だが、ノルウェーの美しいトイレに行くのが待ちきれない。愛をこめて」などと好意的な声があふれている。
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