広告大手8社の2011年3月(単月)の単体売上高が先週出そろった。各社とも東日本大震災による広告主の出稿抑制の影響を受け、博報堂(102.7%)、東急エージェンシー(107.8%)の2社を除いて前年同月実績を下回った。
電通(92.6%)は、主力のテレビほかマス4媒体すべてが前年実績を下回り、7カ月ぶりに前年割れ。ジェイアール東日本企画は主力の交通広告が節電などの影響を受け、86.2%と大きく落ち込んだ。広告大手の月次売上高は通常、各社とも翌月の5日~15日頃に発表するが、震災の影響を精査するため電通と博報堂DYホールディングスが1カ月ほど発表を遅らせていた。
一方、各社の通期売上高(単体、12月決算の2社を除く6社)を見ると、震災前の広告市況の復調を受け、読売広告社を除く5社が前期実績を上回った。博報堂はほぼ横ばい。電通はテレビが押し上げて6.2%増だった。
テレビについては、震災以前は各社とも復調傾向にあったが、メーカーの商品供給が不安定な状況にあることなどを背景に、「少なくとも6月~9月までは厳しい状況が続く」(広告会社大手)との見方が根強い。
『宣伝会議』
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