グロースハックとは、結局コミットメントの話なのだ

【前回のコラム】「広告をしないクライアントを迎えよう!」はこちら

「脱・広告」を宣言するにあたり、最初にやりたいことがあります。

それは、「自分はグロースハッカーなのだ」という意識づけです。

グロースハッカーとは、注目される新しいタイプのマーケターです。

シリコンバレーでは、ITサービスやテクノロジー系のスタートアップ企業で、この職務の求人が急増しているといいます。

 

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彼らはエンジニアのスキルを備えていて、伝統的なマーケティングを放棄してしまいます。

これまでのようなブランディングやマインドシェアといった漠然としたものに目もくれず、プロジェクトの測定と検証を繰り返しながら、ひたすらユーザーと成長を追跡するのです。

グロースハッカーになるといっても、とくに資格があるわけでなく、必要なのはマインドセットだけです。

「グロースをハックする」、すなわち、「成長請負人」になる意識づけです。

クライアントから、「広告」を請け負うのではなく、「成長」を請け負う。

この覚悟を持つことが、最初の一歩なのだと思います。

僕が社で所属しているチームは、「未来創造グループ」といいます。

クライアントの「未来創造」、つまり今後の成長を全般的に請け負うチームですが、これはグロースハックと同意でしょう。

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京井 良彦(電通 マーケティング・デザイン・センター プランニング・ディレクター)
京井 良彦(電通 マーケティング・デザイン・センター プランニング・ディレクター)

大手銀行でM&Aアドバイザーを経て、2001年電通入社。
主に、グローバルブランドやITサービス、スタートアップ企業を担当し、
ソーシャルメディア・デジタル領域を中心とするエンゲージメント・プランニングや、
データサイエンスに基づくグロースハックを手がける。
カンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルに毎年参加している。
著書に『ロングエンゲージメント』(あさ出版)、『つなげる広告』(アスキー新書)など。
東京都市大学非常勤講師。

京井 良彦(電通 マーケティング・デザイン・センター プランニング・ディレクター)

大手銀行でM&Aアドバイザーを経て、2001年電通入社。
主に、グローバルブランドやITサービス、スタートアップ企業を担当し、
ソーシャルメディア・デジタル領域を中心とするエンゲージメント・プランニングや、
データサイエンスに基づくグロースハックを手がける。
カンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルに毎年参加している。
著書に『ロングエンゲージメント』(あさ出版)、『つなげる広告』(アスキー新書)など。
東京都市大学非常勤講師。

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