【前回のコラム】「各地の広告協会から〔3〕(徳島~沖縄)」はこちら
広告界最大級のイベント「全日本広告連盟大会」が今年5月、名古屋市で開かれ、62回の歴史で過去最大の1600人が来場しました。主催は広告界の業界団体である公益社団法人全日本広告連盟(全広連)です。この企画は、全広連と宣伝会議とのコラボレーションの一環で、名古屋大会のレポートや地域ごとの取り組みを紹介します。
“共感”で行動を促す
地域発の斬新な広告企画や大きな成果を挙げた広告キャンペーンを顕彰する「第8回全広連鈴木三郎助大賞」に、愛知県での交通事故防止に向けた啓発活動「AICHI SAFETY ACTION」(愛知広告協会応募)が選ばれ、全広連名古屋大会の式典で贈賞が行われた。地元愛知のメディアによる合同キャンペーンの大賞受賞に、会場は盛り上がった。
愛知県は交通事故死者数が2003年から12年まで、10年連続でワースト1を記録。さらに13年も、2月末までに前年比を上回るペースで事故死者が出ていたタイミングでプロジェクトを開始した。朝日新聞、中日新聞、中部経済新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞の新聞6紙と、CBCラジオ、東海ラジオ、FM愛知、ZIP‐FMのラジオ4局が参加。愛知県の交通事故に関するデータや事例を広く知ってもらうことで、事故を未然に防ぐための意識と行動を促す狙いで様々な施策を展開した。
次ページ 「特徴は、信号機をモチーフとしたロゴマーク」に続く
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