口説き文句研究と、スポーツ研究と。

【前回のコラム】「スポーツ弱者な僕が、バブルサッカーを輸入してみた。」はこちら

2014年10月頃。

僕はバブルサッカーに興じる人々を見て、

口角をあげながら眉間に皺を寄せるという

複雑怪奇な表情を浮かべていました。

確かにバブルサッカーは大ブレイクしました。

嬉しくないといったら嘘になります。

でも、僕はバブルサッカーを仲間たちと日本に持ってきただけで、

そんなに大したことはしていないのです。例えるなら…

ろくに育ててもいない子が、
勝手に国民的アイドルになっていく感覚。

みんなが褒めてくれるんです。

「素敵なお子さんですね」「よく立派に育て上げましたね」

何もしていないんです。

ただバブルを輸入して市場に放っただけなんです。

それでもスクスクと育つ、生来的にポテンシャルの高い子だっただけなんです。

また別の懸念として、

バブルサッカーはスポーツ弱者の味方とはいえ、

まだまだそれですら怖くてできない、

という声もあがっていました。

そこで僕は思いました。

ふだん本職で広告を創っているように、

スポーツをゼロから創れないだろうか。

スポーツ選択肢を劇的に増やせないだろうか。

そうすれば誰もが、

自分と相性の良いスポーツを見つけられるのではないか。

それってもしかしたら、とてつもなく楽しい世界なんじゃないか。

手始めに、目の前にあるバブルサッカーの研究をすることにしました。

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澤田 智洋(電通 コピーライター/プロデューサー)
澤田 智洋(電通 コピーライター/プロデューサー)

2004年電通入社。映画『ダークナイト・ライジングの』「伝説が、壮絶に、終わる。」等のコピーを手掛けながら、多岐に渡るビジネスをプロデュースしている。世界ゆるスポーツ協会代表。日本バブルサッカー協会理事長。スポリューションメンバー。義足女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」プロデューサー。視覚障がい者用のロボットを開発する「MAGIC STICK PROJECT」プロデューサー。日本ブラインドサッカー協会のコミュケーションプランナー。R25でマンガ「キメゾー」連載中。口説き文句研究家。著書「ダメ社員でもいいじゃない。」

澤田 智洋(電通 コピーライター/プロデューサー)

2004年電通入社。映画『ダークナイト・ライジングの』「伝説が、壮絶に、終わる。」等のコピーを手掛けながら、多岐に渡るビジネスをプロデュースしている。世界ゆるスポーツ協会代表。日本バブルサッカー協会理事長。スポリューションメンバー。義足女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」プロデューサー。視覚障がい者用のロボットを開発する「MAGIC STICK PROJECT」プロデューサー。日本ブラインドサッカー協会のコミュケーションプランナー。R25でマンガ「キメゾー」連載中。口説き文句研究家。著書「ダメ社員でもいいじゃない。」

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