※この記事は広報会議10月号特集「自社メディア強化計画」から抜粋、再編集しています。
ビールや日本酒、ワインなどお酒に関するコンテンツを紹介するメディア「NOMOOO(ノモー)」。2013年に開設したこのメディアを運営するのが「リカー・イノベーション」(東京・足立区)だ。酒屋を母体とするベンチャー企業で、社員も6人と小規模かつメディア経験者も不在のなか、独力でメディアを拡大。現在は月間100万PV、メディアを通じてイベントを告知すれば、2500人の参加者を集められるまでに成長している。
メディアとECサイトの2本柱
リカー・イノベーションは、現在、主に2つの事業を展開している。ひとつは、「KURAND(クランド)」と呼ばれる、地方のまだ無名な蔵元とオリジナル日本酒を開発し、会員向けに販売するサービス。サイトを通じて会員を募るほか、同名のリアル店舗(池袋、浅草の2店舗)でも販売している。もう一方が、日本酒に限らず、お酒にまつわる様々なコンテンツを展開するニュースメディア「NOMOOO」の運営だ。「KURAND」が日本酒に特化している一方、「NOMOOO」は、よりオープンなメディアとして、お酒に合うレシピや酒関連のイベントレポートなど、様々なジャンルのコンテンツを配信している。
同社がメディアを持つようになったきっかけは2013年春、社長の荻原恭朗氏が、実家である酒屋の在庫処分のため、酒類全般を販売するECサイトを立ち上げ、その集客のために商品紹介のコンテンツの掲載をはじめたのがきっかけだ。
「酒類のECサイトは、Googleアドワーズなどで規制がかかり、ウェブ上に広告が出せません。そこで、『広告が出せないなら、自社サイトで発信すればいい』と始めたのがきっかけでした」と荻原氏は振り返る。
コンテンツを配信し始めると、次第にアクセスが向上。売上も伸びてきたため、2014年春、よりアクセスを集めるため、コンテンツ部分を切り離した。「NOMOOO」をメディアとして独立させると同時に、会員向けECサイト「KURAND」を開設。現在の形での運用がスタートした。
新着CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
クリエイティブ
BOVAグランプリに「Let’s ギューリッシュ」 短尺・縦型増加で...
-
クリエイティブ
世の中を変えようと挑戦する起業家をヒーローに――2023ACC賞審査委員長が語る
-
クリエイティブ
「これでいいのか?」これからの広告(東畑幸多)コピー年鑑2023より
-
AD
広告ビジネス・メディア
大型ビジョンで配信する「飛び出す3D広告」キャラに会える場所をつくり格別の感動体...
-
コラム
語り出すと止まらない!櫻坂46の魅力(遠山大輔)【後編】
-
販売促進
ファンタジー好きに訴求するグミ カンロ、空想の果実をイメージした新商品
-
AD
特集
Hakuhodo DY ONE ―博報堂DYグループのデジタルコア
-
販売促進
横須賀市、メタバースで観光誘致 AIアバターの実証も開始