文・馬場正尊(オープン・エー)
7月12日、佐賀にゆかりのあるクリエイターら十数名が佐賀に参集し、思い思いのアイデアを知事にプレゼンテーションする「勝手にプレゼンフェス 2018」が開催された。クリエイターの自主提案から県の事業が決まることもあるという、この型破りなイベントはどのように生まれたのか?仕掛け人であるオープン・エー代表 馬場正尊さんが語る。
今年もまた「勝手にプレゼンフェス」の季節がやってきた。
一昨年は街なかの映画館を貸切って、昨年はコンクリート剥き出しの工事中のビルの中で、そして3回目の今年はとうとう本丸・佐賀県庁のエントランスホールをジャックして。
僕ら佐賀県出身のクリエイターたち十数人は、県知事はじめ行政の主要メンバーに対し、デザイン政策(のようなもの)を高らかにプレゼンテーションした。
そもそも「勝手にプレゼンフェス」とは何なのか?
それは、佐賀県出身、もしくは縁のあるクリエイターたちが、知事に対して勝手に、自分たちのアイディアを、プレゼンするフェス、のようなものである(タイトルのままで説明いらないですね)。勝手にやるのだから渡航費や制作費はもちろんすべて自腹。
それでもプレゼン希望者は後を絶たず、今年はなんと、HAKUHODO DESIGNの永井一史さんが参加した。言わずと知れた日本デザイン界の重鎮。「あまりに突拍子もない企画だったので、つい参加してしまった」らしい。ちなみに永井さんの企画はすごかった。手加減なしである。知事や県職員の反応から見て、おそらく採用されるのではないかと思う。
実は、プレゼンされたプロジェクトの2割くらいは実現している。かなりの確率なのではないかと思う。提案そのままではないにしろ、形を変えて実行されたものもある。祭りだったはずなのだが、いつしかそれは現実の政策にインパクトを与え始めている。
3回目にもなると夏の風物詩のようになり、知事も毎年楽しみにこの日を待って、半日まるまるスケジュールを空けてくれている。お互い、なんだかんだいいながらマジモードなのだ。
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