【関連記事】テクノロジーはコンシューマーとプロフェッショナルに橋をかける — 「CES2020」レポート④(玉井博久)
米国・ラスベガスで1月7日から開催された「CES(コンシューマー・エレクトロニクスショー)2020」。江崎グリコの玉井博久氏が広告主の視点から、現地よりレポートします。
今回のCESではトヨタ自動車が町を、ソニーが自動車を展示したことにより、そのギャップもあって注目を集めています。そんな中、そこまで大きくは取り上げられていないものの、すでにアウトプットされていて、今後ブランドのコミュニケーションに影響を与えるだろうテックを5つ紹介したいと思います。
1. 折りたたみスマホ
昨年も展示が期待されていた折りたたみ式のスマホですが今年、ついにサムスンが展示をしました。「Galaxy Fold 5G」は、開くとディスプレイが通常のスマホ2個分の面積となり、タブレットと遜色ない画面の広さを体験することができます。折りたたみの境目も全く感じないほど、スムーズに広げることができます。たたむ、広げる、といった動作を伴った、新しいスマホでのコミュニケーションが今後、生まれてくることが予想されます。
2. 人工人間ディスプレイ
「Galaxy Fold 5G」を展示したサムスンが出資するNEONが紹介していたのが、人工人間ディスプレイです。アーティフィシャル・ヒューマン(人工人間)をディスプレイの中でつくり出し、その人物とコミュニケーションを図るというもの。人工人間の再生モードにはオートとライブの2種類があり、オートだけを見ていると本物の人間の動画を撮影して映しているだけなのではないかと思うほどのリアルさでした。

