もし、あなたが煎餅屋の店主だったら? 凡人ブランドがブランドプロミスをつくる方法

【前回コラム】「「なぜか熱量をもって語ってしまうこと」 それが、あなたのブランドの存在価値です。」はこちら

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「ブランドなんか大嫌いなブランド担当者が33年かかって、たどり着いたブランド論(実践編)」の4回目はブランドの基礎づくりにおける実務者の腕のみせどころ!もっとも難易度の高い部分であるブランドプロミスの決め方についてです。

第3回のコラム

ではブランドの基礎づくりの土台となる部分について明らかにしました。

その土台とは、ブランド論の教科書にも書いてある以下の3点です。

①ブランドアイデンティティ(存在価値)②ブランドプロミス(約束)③ブランドパーソナリティ(人格・個性)

そして、この3つの中では①「存在価値(ブランドアイデンティティ)」が一番重要と説明しました。「存在価値」とは、どう見つければいいのか。コラムの中ではあなたの企業や商品が「なぜか、こだわっていること」がないかを考えてみましょう、と書きました。「なぜか、こだわっている」ことには、あなたの「企業・商品らしさ」が凝縮されているからです。

しかしながら、「存在価値」を見つけただけでは、儲かるブランドづくりはできません。

さらに、「ブランドプロミス(約束」」によって、儲かるブランド(妄想)をつくっていくのです。

「存在価値」を生活者にとって意味あるものに変換するのが、「約束」

「ブランドプロミス」とは文字通り、あなたの企業・商品が生活者に約束することです。

ここで大切なのは、そもそも生活者は、あなたの企業・商品と何か約束を交わしたいなんてことは、これっぽっちも思っていないということ。それなのに勝手に「約束」を決めて、交わしたいわけですから、この「約束」は、生活者にとって相当に意味のあるものでなければなりません。

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片山 義丈(ダイキン工業 総務部/広告宣伝グループ長/部長)
片山 義丈(ダイキン工業 総務部/広告宣伝グループ長/部長)

1988年ダイキン工業入社、総務部宣伝課に配属。1996年広報部 広報担当、2000年広報部広告宣伝・WEB担当課長を経て2007年より現職。業界5位のダイキンのルームエアコンを一躍トップに押し上げた新ブランド「うるるとさらら」の導入や、ゆるキャラ「ぴちょんくん」ブームに携わる。現在は 統合型マーケティングコミュニケーション(IMC)による企業ブランド構築、マスとデジタルのB2C商品広告展開、広告媒体の購入、グローバルグループWEB統括を担当。日本広告学会員。

片山 義丈(ダイキン工業 総務部/広告宣伝グループ長/部長)

1988年ダイキン工業入社、総務部宣伝課に配属。1996年広報部 広報担当、2000年広報部広告宣伝・WEB担当課長を経て2007年より現職。業界5位のダイキンのルームエアコンを一躍トップに押し上げた新ブランド「うるるとさらら」の導入や、ゆるキャラ「ぴちょんくん」ブームに携わる。現在は 統合型マーケティングコミュニケーション(IMC)による企業ブランド構築、マスとデジタルのB2C商品広告展開、広告媒体の購入、グローバルグループWEB統括を担当。日本広告学会員。

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