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Whatever・コクヨ・UHA味覚糖の3社が手掛けたミントタブレット「minute mint(ミニット ミント)」。“おいしい時間のはかり方”をコンセプトにした商品で、2021年1月20日の発売直後からSNSなどで話題になり、4日で初回生産分が完売した。
Whatever クリエイティブディレクター・CCOの川村真司氏のアイデアから生まれたという本商品。ともに企画・開発したコクヨの佐々木拓氏、UHA味覚糖 開発Bセクションリーダーの関口祐介氏を含めた3人に、開発の背景を聞いた。
Whatever クリエイティブディレクター・CCOの川村真司氏のアイデアから生まれたという本商品。ともに企画・開発したコクヨの佐々木拓氏、UHA味覚糖 開発Bセクションリーダーの関口祐介氏を含めた3人に、開発の背景を聞いた。
「minute mint」のコンセプトは“おいしい時間のはかり方”。1分半で溶ける「1:30 フォーカスミント」と3分で溶ける「3:00 リフレッシュレモン」(各198円、税抜)の2種類を展開している。
ターゲット層は、仕事の合間のリフレッシュ目的の人に加え「デザインに興味がある人」も想定。実際に、特徴的なコンセプトを体現したパッケージに惹かれて購入する人も多いという。
クリエイターのアイデアが商品に
「10年前から構想を練っていた」と話すのはWhatever クリエイティブディレクターの川村真司氏。「時間を計ることができるプロダクトで、これまでにない新しいものをつくりたい」と考えを巡らせていたところ、「食べる時間で時間を計る」というアイデアが生まれたという。
「何度かお菓子メーカーに相談を持ちかけましたが、なかなかコンセプトを理解してもらえませんでした。『誰かに似たことやられないかな』と心配になりながら、いいパートナーが見つかるまで一旦企画を寝かせることにしました」と川村氏。
企画が動き始めたのは2018年1月。川村氏が審査員を担当した「コクヨデザインアワード2017」でのことだった。文具・家具メーカーのコクヨが、グランプリを獲得した菓子「食べようぐ」の商品化に向けて積極的に動く姿を横目で見て、「コクヨさんとなら実現できるのではないか」と相談。その結果、コクヨ デザインアワードチームとデザイナー佐々木拓氏らとの協業が始まった。

