ナイキは、鬼ごっこなどの疑似体験ができる「NIKELAND(ナイキランド)」を、仮想空間上に開設した。キャラクターが身につけるためのナイキ製品も提供する。モバイル端末経由で、現実世界での動きを反映させられる仕掛けも施した。ナイキはYouTubeなどでも子ども向けに体を動かす遊びの啓発に努めており、「ナイキランド」もその一環とみられる。
「ロブロックス(Roblox)」は2021年9月末時点の日間アクティブユーザー(DAU)で4730万人を数えるプラットフォームで、米メディア「Verge」によると、米国の子どもの半数以上がプレイ経験を持つという。「誕生日会」を「ロブロックス」で開くケースも出てきている。
「ナイキランド」では、ほかの「ロブロックス」プレーヤーと一緒に鬼ごっこやドッジボールなどを楽しめる。スマートフォンなどのモバイル端末が搭載している加速度センサーを通じ、走り幅跳びなどの動きをゲームに反映できるよぅにもした。キャラクターに着せられる「エア フォース1」「ナイキ ブレーザー」などのスニーカーなど、アパレル製品も提供する。
「ロブロックス」は2006年9月にオープンしたゲーム制作・共有プラットフォームで2020年〜21年の新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を契機に拡大している。2021年第3四半期の収益は前年同期比102%増の5億930万ドル(約585億7000万円)で、DAUは同比31%増となった。「ロブロックス」内の仮想通貨は、同四半期中に1DAUあたり13.49ドル(約1550円)購入されている。
ナイキ以外の企業活用例では、グッチがことし5月17〜31日にブランド体験ができるフィールド「Gucci Garden(グッチガーデン)」を設置した。「グッチガーデン」に入場するとキャラクターがマネキンに変わり、園内を歩き回るたびに展示されているグッチ製品の模様を吸収していくというもの。最終的に、プレーヤーごとに異なるグッチブランドを表現したマネキンができあがる。
「ロブロックス」はパソコンやスマートフォンのほか、マイクロソフトの据え置き型ゲーム機や、台湾HTCのバーチャルリアリティ端末などで利用できる。
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