「買わない」「選ばない」という活動との付き合い方
米国は今、長い夏休みの真っ只中。2カ月半もあるのに子どもたちの宿題は一切ないので、サマーキャンプに行ってもらったり、アウトドアに連れ出したりしながら、共に過ごしています。
さて、ちょっと時を遡って米国の年度終わり(6月)の話を。日本と同様に卒業式など、さまざまなセレモニーやイベントが続くのですが、米国に暮らしはじめた頃に慣れなかったのが年度末の「ギフト」のカルチャーでした。
1年間、お世話になった担任の先生やサッカーのコーチに手紙を書いたり、ギフトを渡したりします。
もちろん強制ではないのだけど、このギフトカルチャーは日本よりも日常の中で色濃いものです。年度末に限らず、たとえば年末のホリデーシーズンにはご近所さんから、ケーキや、ギフトカードが届いたりもします。
このギフトの興味深いところは、その
ギフトにはそれを渡す人の思想や価値観が反映されること。
ローカルのものを選ぶことにしている人もいれば、ルーツとなっている国のカルチャーを反映するお菓子などをあげる人もいます。
私がよく使うのは、オレゴンのローカル企業で地球に優しい育て方をしているファーマーや畜産業者の商品を並べている「New Seasons Market」というスーパーマーケットのギフトカード。そこのコミュニティに貢献する姿勢に共感し企業への応援の意味もありギフトに選んでいます。
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松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)
松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)
スタートアップの広報育成・支援を手がける「みずたまラボラトリー」代表。お茶の水女子大学卒業後、コンサルティング会社、出版社を経て、2005年に面白法人カヤックに入社。広報部長、事業部長を兼任したのち子会社カヤックLivingの代表取締役に就任。移住事業の立ち上げに参画。2019年、家族で米国ポートランドに移住。一方、2015年に自身の会社「みずたまラボラトリー」を設立し、広報戦略、事業開発、経営全般にわたる経験と実績を活かしスタートアップの広報育成と支援を展開。富山県出身。富山県の経営戦略会議ウェルビーイング戦略プロジェクトチーム委員も務める。
松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)
スタートアップの広報育成・支援を手がける「みずたまラボラトリー」代表。お茶の水女子大学卒業後、コンサルティング会社、出版社を経て、2005年に面白法人カヤックに入社。広報部長、事業部長を兼任したのち子会社カヤックLivingの代表取締役に就任。移住事業の立ち上げに参画。2019年、家族で米国ポートランドに移住。一方、2015年に自身の会社「みずたまラボラトリー」を設立し、広報戦略、事業開発、経営全般にわたる経験と実績を活かしスタートアップの広報育成と支援を展開。富山県出身。富山県の経営戦略会議ウェルビーイング戦略プロジェクトチーム委員も務める。
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