学校で多様性を学ぶ「カルチャーバッグ」という手法

みなさんは、「Culture Bag Assignment」(以下、カルチャーバッグ)と呼ばれるものを聞いたことはあるでしょうか?

海外の教育学や社会学などで登場する手法のひとつのようですが、私はアメリカに住み始めて初めて出会った授業でした。今回は「カルチャーバッグとは何か?」から、始めたいと思います。

カルチャーバッグとは何か?

カルチャーバッグとは、その名前が示す通り、「カルチャーバッグを持ってきましょう」と授業で言われた場合、皆がひとつのバッグを用意します。

バッグの外には、自分が周りから見られているシンボルのようなものを貼り付けたり提示し、バッグの中には、自身の内面をかたちづくったり、定義したりする上で重要なもの、たとえば、自分のルーツに関するカルチャーや自分の好きなものを入れます。それを、みんなの前でプレゼンテーションするというのが、この授業の一般的な手法です。

このカルチャーバッグのことを知ったのは、我が家の子どもたちが通う小学校の低学年の授業でした。毎年、年初には、自身を紹介する何か?を持ち寄るというイベントが必ずどの学年にもあるように思いますが、低学年の2年生の授業に、実際にこの「カルチャーバッグ」をつくって持ってきてというアサインメントがありました。

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松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)
松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)

スタートアップの広報育成・支援を手がける「みずたまラボラトリー」代表。お茶の水女子大学卒業後、コンサルティング会社、出版社を経て、2005年に面白法人カヤックに入社。広報部長、事業部長を兼任したのち子会社カヤックLivingの代表取締役に就任。移住事業の立ち上げに参画。2019年、家族で米国ポートランドに移住。一方、2015年に自身の会社「みずたまラボラトリー」を設立し、広報戦略、事業開発、経営全般にわたる経験と実績を活かしスタートアップの広報育成と支援を展開。富山県出身。富山県の経営戦略会議ウェルビーイング戦略プロジェクトチーム委員も務める。

松原佳代(広報コンサルタント/みずたまラボラトリー 代表)

スタートアップの広報育成・支援を手がける「みずたまラボラトリー」代表。お茶の水女子大学卒業後、コンサルティング会社、出版社を経て、2005年に面白法人カヤックに入社。広報部長、事業部長を兼任したのち子会社カヤックLivingの代表取締役に就任。移住事業の立ち上げに参画。2019年、家族で米国ポートランドに移住。一方、2015年に自身の会社「みずたまラボラトリー」を設立し、広報戦略、事業開発、経営全般にわたる経験と実績を活かしスタートアップの広報育成と支援を展開。富山県出身。富山県の経営戦略会議ウェルビーイング戦略プロジェクトチーム委員も務める。

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