白石麻衣を起用した新CMも公開
気候変動の影響はアパレル業界にも及んでいる。青山商事は9月18日に、女性向けビジネスウェアの新シリーズ「CHANTOWA(ちゃんとは)」を発売した。長引く猛暑により通勤ウェアのカジュアル化が進む一方で、「ビジネスシーンでも許されるカジュアル」の線引きに悩む人は少なくない。新シリーズは、そうした「カジュアルだけれど、ちゃんとしたい」というニーズに応えるために生まれた。
「五季」を背景に開発された新シリーズ「CHANTOWA」
「CHANTOWA」はレディース向けブランド「WHITE」の新シリーズで、カジュアルウェアの着こなしに悩むビジネスパーソンをターゲットとしている。具体的には30代女性で、「スーツを必ずしも着る必要はないが、一定のルールの中でビジネスウエアを選ぶ必要がある」女性を想定している。「ビジネスにおけるカジュアルはどこまで許されるか」「肌を見せる範囲はどこまでか」「人からやり過ぎと思われないか」といった悩みに応える。
新シリーズの背景には、アパレル業界で近年話題となっている「五季」がある。気候変動による夏の長期化などで売れ筋が変化しており、三陽商会やオンワード樫山などの大手アパレルは、これまでの「春夏秋冬」に「猛暑」を加えた「五季」を前提とした商品展開を強化。気温に応じて着脱しやすい重ね着コートなどの商品も拡充されている。
