ロンドンを拠点とする⾮営利団体D&ADは、2026年度のD&AD賞のエントリーを開始。新部門、および本年度の各部門の審査委員長を発表した。
本年度の審査委員長は、Airbnb、FCB Global、Mulberyy、72andSunny、Havas Health & You、Dutch Uncleなど、世界の主要ブランドやクリエイティブエージェンシーからのスペシャリストが名前を連ねている。日本からはLUG-IN GRAPHIC 平林奈緒美氏がGraphic Design部門で、電通 エグゼクティブクリエイティブディレクター 八木義博氏がArt Direction部門で、審査委員長を務める。
平林奈緒美氏 八木義博氏
また、本年度新設されたのは、ブランド・トランスフォーメーション、カルチュラル・インフルエンス、スポーツ・エンターテインメントの3つの部門。それぞれの部門の審査基準は次のようになっている。
・ブランド・トランスフォーメーション
戦略的洞察と、ビジネスまたは⽂化における測定可能な影響⼒、卓越した実⾏⼒を兼ね備えた作品を評価。思考と制作の両⾯で優れた成果を⽰すエントリーに⾨⼾を開く。
・カルチュラル・インフルエンス
商業的クリエイティビティが⽂化的な印象を残す作品を対象。会話を⽣み、アイデンティティを形成し、トレンドを創出し、⽂化に定着する作品を評価する。
・スポーツ・エンターテインメント
スポーツ領域におけるクリエイティビティを評価。キャンペーンやスポンサーシップ、ブランドコンテンツ、ファン体験など、チーム・ブランド・観客をつなぐストーリーテリングに焦点を当てる。
また、D&ADでは本年度のローンチに際し、「CREATIVITY IS DEAD」から始まるブランドマニフェストを公開した。
これは、⾃⼰分析に陥りがちな業界への意図的な挑発だと、D&AD CCO ドナル・キーナン氏。このブランドマニフェストは、商業クリエイティビティの中⼼に「⾏動」と「実験」を取り戻す新時代の幕開けを⽰すものだという。
「今⽇のクリエイティビティはかつてないほど分散化し、メーカー、クリエイター、インハウスチーム、そして新世代の独⽴系スタジオから次々と⽣まれています。私たちの役割は、こうした多様な声がクリエイティブの卓越性を前進させ続けられるよう、⼒を与え、⿎舞することです。しかし、この豊かさの中で、創造性が薄まるリスクもある。ブランドがオーディエンスの⼼をつかむことはこれまで以上に難しくなっており、だからこそ、この挑発が必要なのです」
さらに今回のローンチに合わせ、「Is creativity dead or alive」をテーマに現代のクリエイティビティの現状を考察する記事、インタビュー、洞察を集めたエディトリアルハブを開設している。
同アワードは、2026年3月26日までエントリーを受け付け中。同年5月にイギリスにてD&ADフェスティバルを開催し、受賞者を発表。同年9月に授賞式を予定している。

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